彼女の大ファンだった志村けんさんが存命なら、眩しそうに目を細めていたに違いない。
「いまのキミはピカピカに光って~」のCMで一世を風靡した女優の宮崎美子(61)が、芸能生活40周年を記念して初のカレンダー「宮崎美子 40周年 カレンダー&フォトブックセット」(ハゴロモ)を限定発売することになり、10月19日から予約が開始された。
同カレンダーの発売をPRするネットニュースではCMをほうふつとさせる水着姿を披露。この還暦を超えたとは到底思えないショットに19日午前、「宮崎美子」が、ツイッターのトレンドワード1位に急浮上。ネット上には《ヤバい、スタイル抜群!美しすぎる!》《笑顔が最高、今の君もピカピカに光ってま〜す》《61歳で水着?ってなるとイタくなりそうなところ、往年の健康的な雰囲気を再現出来てるのは凄い》《同じ女性として、こんな風に年齢を重ねていきたい》と、驚きと感動の声が広がった。なお、「週刊現代」最新号(10月24・31日号)の袋とじグラビアでもバストの渓谷部分をギリギリまでさらした艶グラビアを披露している。
宮崎は熊本大学3年生の79年10月、朝日新聞で見つけた「篠山紀信が撮る!週刊朝日“キャンパスの春”」の表紙モデルの企画に応募。それが芸能界デビューのきっかけとなったが、
「彼女が応募の際に沿えた写真は、当時交際していた医学部の学生が撮ったスナップだったといいますが、応募者の大半がスタジオでばっちりメイクの写真だったため、逆に化粧っ気のない彼女の素朴なスナップが審査員の目を引いたのだとか。結果、彼女は約1000人の応募者のなかで最終合格者10人に選ばれることになったそうです」(週刊誌編集者)
そして、翌80年1月、「週刊朝日」の表紙を飾った宮崎は、直接、篠山紀信からミノルタ(現:コニカミノルタ)CMへの出演依頼を受け、大学の春休みを利用してサイパンで撮影したのが、はにかみながら木陰でTシャツとGパンを脱いで水着姿になる、例の大ヒットCMだったというわけである。
「彼女が出演したCMは、ほかにも『ゆかた編』や、『水撒き編』『ハンモック編』などがありますが、ファン垂涎だったのが翌年夏に放送されたフリスビーバージョン。このCMは、彼女の豊かなバストが豪快に上下するとあって、『Gパン脱ぎ編』を超えるお宝CMとして語り継がれています。当時はスレンダーなグラビア系モデルが主流でしたが、彼女の出現でその概念が覆った。いわば宮崎は健康的なぽっちゃり系モデルを世間に認知させた先駆者でもあるんです」(前出・週刊誌編集者)
そんな魔性ボディの魅力もあって、業界でも宮崎の熱狂的ファンは多く、あの志村けんさん(故人)もその一人だという。
「志村けんさんのギャグの中には、お腹の贅肉をつかみ『ミヤザキヨシコォー』と絶叫する持ちネタもあり、たびたび『8時だョ!全員集合』(TBS系)でも披露されていました。で、そんな志村さんが宮崎と初共演したのが、同局の『秋の特番』。ところが、ドリフのメンバーから『お前、彼女のことが好きなんだろ!』と言われた志村さん、顔を真っ赤にして何も言えなくなり、いたたまれなくなって逃げてしまったこともありましたからね。案外、マジで口説こうとしていたかもしれませんね」(芸能関係者)
その後、宮崎と志村さんは2009年10月スタートのTBS系バラエティー「となりのマエストロ」で共演。しかも、夫婦という設定だった。ともあれ、長い月日を経て、今回発売されることになったカレンダー&フォトブックは税抜き6000円と、なかなかの豪華版だが、すでにネット上では、
《購買層はお金持ちが多いはずなので、これは売り切れ必至、転売される前に、予約を申し込みましょう!》とのコメントもあり、転売ヤー注目の一冊であることは間違いない。中高年の皆さんも、40年ぶりの水着姿に萌えてみてはいかがだろうか。
(灯倫太郎)