6月29日発売の「実話ナックルズ」がNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演中の、演技派女優Xの「違法薬物使用疑惑」を報じている。
記事によれば、実際Xに薬物を届けた売人が「南米由来の薬物がメインだが、それだけでなくいろいろな種類を買ってくれる。売人仲間の間では上客として有名」と告白。裏社会では筋金入りのジャンキーと呼ばれているというのだ。
現在、新型コロナの影響で放送休止中の「麒麟がくる」は、放送前に濃姫役の沢尻エリカが自宅に違法薬物を所持していたとして逮捕。緊急降板することとなり、急きょ沢尻の出演シーンを撮り直すという事態に見舞われている。もし、沢尻に続く逮捕者が出れば、呪われた大河となることは間違いないだろう。では、問題の女優Xとは誰なのだろうか。
記事中に何度も出てくる「演技派」という言葉から考えられるのは、数々の映画やドラマに出演している女優だろう。
「麒麟がくる」の出演リストを見ると、ドラマや映画で十分に主役を張れそうな名前がズラリと並ぶ。年齢や特徴などがわかる明確な記述はないため特定することは難しいが、裏社会に詳しいジャーナリストは「芸能界では数年前から南米由来のパーティー向け薬物が流行っている。正直、誰がやっていても驚きはない」と証言する。
昨年、ピエール瀧が逮捕されたときに明らかになったように、このパーティー向け薬物は、吸引後数十分で効果が抜けるため、景気づけに仕事前に使用する人間も多いという。問題の記事ではさらにXのクスリ仲間である女優Zの存在にも言及しており、定期的に違法薬物を使用する“反社会的パーティー”を開いているというから驚きだ。
「コロナ禍において、警察やマトリはけっして捜査の手をゆるめているわけではありません。むしろふだんよりも多くの有名人がクスリで摘発されています。この理由は2つ。ひとつはコロナ疲れからくるストレスを違法薬物で発散させたいという有名人が意外に多かったということ。そういう人間ほど警戒心が薄れやすい。そしてもうひとつは、違法薬物の取引価格の高騰。外国との人の往来が激減したことで、国内に供給される量が減ったのが一因。こうした状況で、クスリが入手できるのは、それなりの人脈と金を持つ一部の金持ちや有名人に限られてきますからね。嫉妬にかられたクスリ仲間から『あいつやってまっせ』みたいなタレコミが寄せられることも増えたそうです」(前出・ジャーナリスト)
芸能人の薬物疑惑は後を絶たず、そのほとんどが疑惑のままで終わることは確かだが、裏社会の専門誌である「実話ナックルズ」だけになぜか説得力もあるような…。「麒麟がくる」にマトリがくるような悲劇が訪れないよう、祈るばかりだ。
(金沢伝之助)