活動休止のAAAは「ワンピース」のように2年で再始動する!?

 年内いっぱいでの活動休止を発表した音楽グループの「AAA」(トリプルエー)。メンバーは一様に「解散ではない」とのメッセージを発しているのものの、額面通りに受け止めるファンは少ないようだ。

「いきものがかりやMr.Childrenのように、1~2年の休止期間を置いて活動を再開したケースもあります。ただAAAの場合、女性暴行事件をきっかけに脱退に追い込まれた前リーダーの浦田直也を含め、当初は8人だったメンバーが5人まで減少。そして残る5人は一番人気の“Nissy”こと西島隆弘を筆頭にソロ活動を行っており、再始動の可能性が薄いことは否めません。それこそ単独でドームツアーを開催できる人気を誇る西島にはAAAを再始動させる必然性がなく、彼の胸先三寸かもしれませんね」(音楽ライター)

 ただその西島がかつて、ライブのMCで気になる発言を行っていたとの指摘もある。それは18年2月9日に行われた大阪城ホール公演でのことだったというのだが、西島は何を語っていたのか。音楽ライターが続ける。

「当時のAAAは前年に伊藤千晃が妊娠・結婚で脱退し、一部で解散説も取りざたされていました。しかし17年9月にはグループ初の4大ドームツアーもスタートし、6人体制でも十分にやっていけることを証明。それを受けて西島はMCにて、AAAはスゴいグループだと自画自賛していたのです。その際に、AAAを人気マンガの『ワンピース』になぞらえ、『2年後強くなったら帰ってくる、みたいな』と発言。皮肉にもそこから2年後の現在、AAAは活動中止を発表したわけですが、一部のファンからは西島が口にした《2年後》に期待する声も出ています」

 ワンピースでは主人公ルフィが率いる海賊団・麦わらの一味が「2年後に会おう!」と散り散りになり、各地で修行に励むというくだりがある。それゆえ、アニメ「ONE PIECE エピソードオブナミ」で声優デビューを果たした西島は、AAAの結束を示すエピソードとしてワンピースについて触れただけかもしれない。

 その一方で西島は、活動休止を発表した際に「煮詰まり過ぎた僕らの『AAA』に対する『思い』を少し休ませてください」とコメント。あくまで解散ではなく休止であることを強調している。

「実質的に西島の人気に依存しているAAAで、西島の意向は絶対的。その西島が『少し休みたい』と言ったら、他のメンバーは従わざるを得ないでしょう。ただ西島としても事務所としても、知名度や人気に優れるAAAをここで解散させてしまうのは得策ではないはず。そこで2年という年限を切って、休止することにしたと可能性も十分にありえます。西島自身はその2年間、これまで以上にソロ活動に没頭できるはず。そのなかでファンからの《AAA待望論》が沸点に達すれば、満を持して23年以降に活動を再開すればいいわけです」(前出・音楽ライター)

 ワンピースでは2年後、成長を果たした一味たちが約束の地であるシャボンディ諸島に集結していく。果たしてAAAに、再会の地はあるのだろうか。

(北野大知)

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