昨年大みそかに一般女性と結婚したことを発表した日本ハムの斎藤佑樹。お相手は学生時代からの知り合いで、斎藤は球団を通じて「これを機に選手として、社会人として成長し、みなさまに恩返しができるように、より一層気を引き締めて精進して参る所存です」と、今後の意気込みを語っている。
めでたいニュースではあるが、野球ファンからは「結婚を機に風向きが変わればいいけど」「いつクビ切られてもおかしくないのに、結婚できるのは凄いな」「近い将来、『戦力外通告』番組に出てくるのが想像できて辛い」など、斎藤との結婚に踏み切ったお相手女性を心配する声が目立っている。
「”ハンカチ王子”として甲子園を沸かせ、大学卒業後に鳴り物入りで日ハムに入団した斎藤ですが、プロ9年間で通算15勝。昨シーズンも11試合に登板するも、0勝に終わり、2年連続未勝利となっていますから、いつ戦力外を通告されてもおかしくないところ。
また、斎藤が結婚を発表した前日の12月30日には戦力外通告を受けた選手たちがトライアウトに挑む姿に密着した年末恒例のドキュメント『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』(TBS系)が放送されています。元侍ジャパンでかつての年俸は1億円超えだった巨人・森福允彦も巨人から戦力外通告を受け、トライアウトに挑むもオファーがなく、現役引退を決意。18年に中日から戦力外通告を受けた若松駿太は戦力外通告を受けた後に23歳の女性と結婚。妻のサポートを受けながら、ラストチャンスとなるトライアウト(19年から参加規程が最大2回までと設けられた)に挑むも、声はかかることがありませんでした。仮に斎藤が結婚した翌年に戦力外になったとなれば、同番組側としては恰好の取材対象になるわけですが、その未来像が脳裏に浮かぶところがファンとしては悲しいところ」(スポーツ紙記者)
プロ10年目を迎える今シーズンの結果が野球人生を大きく左右することは明らかなだけに、結婚を機にかつての輝きを取り戻してくれるよう期待したい。
(本多ヒロシ)