吉野家が「ねぎだく牛丼」新発売もファンに広がる懸念とは?

 牛丼チェーンの「吉野家」は、1月8日から新メニュー「ねぎだく牛丼」の販売を全国の店舗でスタートさせたが、ネット上では「“ねぎだけ牛丼”になりそう」と懸念する声もある。

「同商品は、もともと吉野家の第一号店舗である築地店のみで注文可能な裏メニューとしてファンから愛されていましたが、市場の移転に伴い店が閉店したことで食べられなくなっていたのです。しかし、その後も復活を望む声が根強く、またテスト販売でも好評だったことから、1年3カ月ぶりに復活させ、全国販売にも踏み切ったといいます」(フードライター)

 この「ねぎだく牛丼」、通常の牛丼並盛に比べてタマネギの量が約5倍となり、値段は102円高い税抜き454円(並盛)。小盛りから超特盛までのすべてに対応し、サイズによってはタマネギが丼に乗り切らないため、増量分のタマネギは別鉢にて提供される。
 
 ただ、ファンには待望の復活と言えそうだが、ネット上では《盛る店員によって量がバラバラになりそう》《量を計って統一してほしい。全然肉が入ってなくて、ナチュラルにねぎだくなことも結構多い》《店舗によっては本当に肉が少ない。ねぎだく頼んだら、ねぎだけ牛丼が出てくるところもありそう》など心配する声も多く見られた。
 
「牛丼チェーンは店舗や店員によって盛り付けが全然違う場合があるのをどうにかしてほしいですよね。『吉野家』は、昨年『超特盛』や『ライザップ牛丼』『特撰 すきやき重』など新メニューが次々とヒットし、2年ぶりの黒字を記録しましたが、そもそもかなりマニアックな『ねぎだく牛丼』が全国で受け入れられるかは微妙なところ。それに、全国展開したところで盛りつけをしっかり指導しないと、オールドファンからソッポを向かれる可能性もあるでしょう」(前出¥フードライター)

 ねぎだくでも牛肉をケチらずにお願いしたい。

(小林洋三)

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