元NMB48の“みるきー”こと渡辺美優紀がプロデュースする2年間限定のガールズユニットが12月8日に結成され、「Ange et Folletta」(天使と小悪魔)というユニット名も発表された。渡辺以外のメンバーは3661人からオーディションで選ばれた6人で、年齢は12〜23歳と幅広く、ルックスも上々だ。
来年にはメジャーデビューも決定済みで、待望のお披露目は12月19日に開催される渡辺のクリスマスライブ「Miyuki Watanabe Christmas Premium Live 2019」の大阪公演と発表済み。結成後わずか11日目でどんなパフォーマンスを見せられるのかに注目が集まっている。だがそんな生まれたてほやほやのユニットを巡って、ファンや業界からは心配の声が寄せられているという。
「渡辺のクリスマスライブは19日の大阪、25日の東京と全2公演を予定していますが、開催直前のいまになってもチケットが売れ残っています。しかも11月29日には『席種変更のお知らせ』がアナウンスされた。元々はオールスタンディング(大阪では1階席が該当)だったものが、『演出の都合により』との理由で、会場後方がイス席に変更されました。イス席にすれば収容人数が減るので、券売状況が思わしくない場合にはよく取られる手法です」(音楽ライター)
今回は2公演ともに1500席クラスと大きめの会場となっており、人気者の渡辺ならこれくらいは余裕で埋まりそう。しかも新ユニットの出場が確実視されていたことから、初物好きのアイドルファンを集められそうに思えるが‥‥。
「渡辺自身の集客力というより、疑問なのはチケットの価格設定です。両公演ともに9190円と高額。9月に開催された欅坂46の東京ドーム公演でも8800円でしたから、よほど熱狂的なファンでもない限り、手が出ないでしょう。普通のアイドルライブなら3回分に相当する価格ですし、これでは《みるきーの新グループも観てみるか》という軽い動機で観に行ける価格ではありません」(前出・音楽ライター)
新ユニットのオーディションは、投げ銭方式のスマホアプリを通じて行われており、その勢いからライブにもファンが押し寄せるとの見立てだったのかもしれない。ともあれデビューを控える「Ange et Folletta」のメンバーには、精いっぱいのステージを展開してもらいたいものだ。
(北野大知)