「安い」「簡単」中国人が絶賛する日本の免許制度、人気モデルは「ムカつく」

「外国人の免許問題やっと取り上げてくれた!」「ようやく民放でもニュースにしてれた」「もっと大問題にしていい」などと称賛が寄せられたのは、2月23日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」。番組でカメラが映し出したのは、東京都内の運転免許試験場にできた長い列。聞けば、外国で運転免許を取得した外国人が日本の運転免許に切り替える“外免切り替え”の手続きに訪れていたという。

 専門家が指摘したのは「使い勝手の良さ」。日本はジュネーブ条約に加盟しているため、日本の運転免許を取得することで国際免許証の取得が可能になる。しかも、切り替えにかかる手数料はたったの4600円。そのため、インタビューに答えた中国人は「日本の免許は割と簡単に変更できる」「お金がかからない」「無料のようなもの」とその制度を絶賛。また、筆記試験のハードルも低く、別の中国人は「筆記10問しかなくて簡単でした」「幼稚園児の問題です」と語っていた。

「スタジオでは外免切り替えの議論が白熱。外国人が簡単に免許の切り替えができる理由のひとつとして、外国人労働者をスムーズに受け入れるためだと説明していましたが、人気モデルの長谷川ミラさんは納得がいかない様子。日本人が運転免許を取得する際には合宿で2週間以上かけて、それでも落ちる人がいることに触れて、『悔しいですよ』と憤慨していました。たしかに、日本人が運転免許を取得するまでにかかる膨大な金と時間を考えたら、4600円という額は驚きの安さ。中国人が『タダみたいなもんだ』と語っていたことに対して、ミラさんは『そこ、すごいムカつくと思って。なんであんなに安いの?』と怒りをにじませていました。おそらく多くの視聴者が同じ気持ちだったと思います」(メディア誌ライター)

 昨年9月には埼玉県川口市で、中国籍の少年が酒酔い運転で一方通行の市道を猛スピードで逆走し、激突した乗用車に乗っていた男性を死亡させるという事件が起きた。犯人の男も、この外免切り替えで日本の運転免許を取得していたと思われるが、こうした痛ましい事故を起こさせないためにも、外免切り替えのハードルは上げるべきかもしれない。

(福島シゲル)

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