ダウンタウンの松本人志の起用を巡ってテレビ局内でも様々なところで議論されているという。ただ、世間の風当たり以上に恐れているのが第二、第三の騒動勃発だという。
松本は文藝春秋に起こしていた訴訟を取り下げている。この一件で復帰への大きな一歩が進められたものの、今の段階ではどこのテレビ局も新規起用は明言しておらず、テレビ復帰の目途はたっていない。ある制作会社関係者は「関西の系列テレビ局からは、何とか出せないかというような声が毎日のように届いていて、東京との温度差の大きさを感じさせている。スポンサーも今の段階では決していい顔はしないので、難しいという話をしても、大阪ローカルだけでも、というようなくらい復帰をさせたいという気持ちが強いようです」。
ただ、その大阪でもABC（朝日放送テレビ）の「探偵ナイトスクープ」で、VTRで松本の姿が映されると、局には多数のクレームが入ったと報じられた。それでも前出の関係者は「ABC内では復帰にはまだ時期尚早と判断されたそうですが、松本人志を出したいという思いが関西では強いのは変わらない」という。
松本の復帰に二の足を踏む理由としてスポンサーや視聴者の声というものが大きい要因だろうが、テレビ局が恐れていることがもう一つあるという。「松本が出てきたことをきっかけに、いままで黙っていたけど、被害を訴える女性が出てくる可能性があるという問題です。その話の真偽はともかく、そうした問題が炎上しようものなら、起用した側の責任問題にもなりますから、どうしても二の足を踏んでしまうんです。すべてが身ぎれいになるなんてことはにないでしょうが、そもそもこの騒動が話題になっている間はやっぱりきついでしょう」と同関係者。松本復帰までまだまだ遠い道のりだ。
