「ザ・ビースト」と呼ばれたボブ・サップが激変した姿で登場し、格闘技ファンを驚かせている。
かつて、大晦日の格闘技イベントの常連だったボブ・サップ。2003年の大晦日に行われた「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!」(TBS系)では、元横綱の曙太郎さんと対戦して、1ラウンドKO勝ち。その瞬間、この日の放送の最高視聴率43.0%を記録するほど注目を集めた。
格闘家を引退後はタイに移住し、グアテマラでのライオン飼育事業やトレーニングサービスなど様々なビジネスを手掛けながら悠々自適の生活を送っているといわれていた。そんなサップが4月7日、韓国・光明市で開催されたボディビル大会に出場。初出場にしてスーパーヘビー級の3位に入賞したことが分かった。
サップは昨年11月から韓国のトップフィジーカーに指導を受け、大会ではバキバキ過ぎる肉体を披露。格闘家時代よりもかなりスリムになっており、あまりの激変ぶりに、ファンも驚きを隠せないようだ。
格闘技ライターが語る。
「もともと鍛え上げられた肉体の持ち主でしたが、わずか5カ月の準備期間でここまでしぼり上げるとは驚きです。この彫刻のような造形は、とても50歳の体とは思えませんね。本人は3位の結果に満足しておらず、『絶対にチャンピオンになる』と宣言しています。次の大会では表彰台の真ん中に立つことも不可能ではないでしょう」
4月11日に曙さんが死去したことが発表された際には、X上で「ボブ・サップ」がトレンド入りした。それほどファンの記憶に強く残っているサップだが、日本で行われるボディビルの大会でもその勇姿を披露してもらいたいものだ。
(ケン高田)