阪神不動のリードオフマン・近本光司外野手。4月5日～7日に行われたヤクルト戦（神宮）では、5日にまさかのエラーをしたものの、6日には反撃の2号ソロを放ち、7日は2安打1打点と2勝1敗の勝ち越しに大きく貢献した。
先のオフシーズン、そんな近本のバッティングフォームをマネする若手選手が出てきたことが話題に。近本のバッティングフォームといえば、バットを大きく前に倒し、足を高く上げて打つ特徴的なフォームだが、中日・三好大倫外野手、オリックス・渡部遼人外野手が近本を参考に新打撃フォームに変えていた。
これについて近本自身はどう感じているのか。6日放送の「せやねん！」（MBSテレビ）で阪神OBの狩野恵輔氏にインタビューを受けた近本が答えていた。
近本はまず「自分の勉強になりますね」と一言で返答。続けて「“もうちょっとここトップがなあ”とか“タイミングがなあ”とか思って見てます。その選手に対してどうっていうよりは、自分の映像を見ているように見てます」答えていた。
「昨季、近本はリーグ最多の12死球を受け、7月には戦線離脱したこともありました。元中日監督・落合博満氏は今年1月、自身のYouTubeチャンネルで、近本の死球の多さについて『どっちかと言えば踏み込んできて打つタイプのバッターなので、インサイドって言うのはなかなか避けきれないんだろうと思います』『ある程度のデッドボールは覚悟の上で打席に立っているんじゃないかなっていう風に思います』と話していました。マネする選手が続出する近本のフォームですが、死球のリスクも高まると言えるだけに、ケガには注意して欲しいものです」（スポーツライター）
近本自身もアレンパには欠かせないキーマンだけに、昨季のように死球で戦線離脱なんてことはないように願いたい。
（鈴木十朗）
