女優・歌手・MC「なんでもこなせる」ラランド・サーヤの伸びしろは青天井!

 お笑いコンビ・ラランドのサーヤの「才覚」がとどまるところを知らない。

 昨年から、ラップユニットのCreepy Nuts・DJ 松永とともに「沼にハマってきいてみた」(NHK)の2代目MCを担当。また、放映中のKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔の主演ドラマ「ハマる男に蹴りたい女」(テレビ朝日系)では、関水渚演じるヒロインが勤務するWeb制作会社の同期役を演じている。

 MC、俳優としての才能も併せ持つのは「長いキャリアがあってのこと」とエンタメ誌ライターは言う。

「サーヤは小学校に入学するまで子役タレントだったのです。黒谷友香や栗山千明、神田うのなどが所属していたモデル系タレント事務所のキッズ部門にいました。幼児に人気のキャラクター・しまじろうの横で踊ったこともあります。美少女だったため、ディズニー雑誌にキッズモデルで登場したり、映画『モンスターズ・インク』に出てくる人間の女の子・ブーに扮したこともあります。また、ハロウィンシーズンにはメイクをして、ミッキーマウスの顔出し着ぐるみをかぶって微笑んだりしていました」

 6歳のころは、火曜サスペンス劇場の「臨床心理士」シリーズに本名の門倉早彩で出演。出演女優の暗い幼少期を演じたこともあった。だが、学業との両立に不安を抱いた両親によって、子役は辞めさせられたという。

 学生時代は成績優秀で、上智大学への進学後はお笑いサークルに入会して、数々のコンクールで優勝している。東京・港区の会社でOLをしつつ、フリーでお笑いを続け、ガクヅケ・木田が中心となって制作された短編映画で俳優にも復帰した。

 漫才コンビで注目されたのは、「M-1グランプリ2019」の敗者復活戦。フリーで無名ながらも、サーヤが目を引く話術と演技力を見せたことで、多くの芸能事務所がスカウトに動いたという。しかし、サーヤの判断でそれらをすべて蹴って、21年に個人事務所「レモンジャム」を設立し、自身は代表取締役社長に収まった。同年にはソロで、ゲスの極み乙女。の川谷絵音が展開するプロジェクト「美的計画」にボーカルとして参加。さらに「CLR」という名義で歌手デビューも果たしたが、これも川谷からのスカウトだった。

 3時のヒロイン・福田麻貴とAマッソ・加納とともに出演中のバラエティ番組「トゲトゲTV」(テレ朝系)では、昨年行われた「第4回バラバラ大選挙」で史上初となる「視聴者グランプリ」と「テレ朝グランプリ」の2冠を達成している。

 天から二物も三物も与えられたサーヤ。伸びしろは青天井だ。

(北村ともこ)

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