21日、フランスで開催された「モルック」の世界大会に日本代表として出場し、団体戦で見事決勝トーナメントに進出したお笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢。ちなみにモルックとは、倒したピンの数字に応じて得点が入るフィンランド発祥の投擲競技。五輪種目ではないが競技人口は10万人と意外と多く、森田は19年に行われた前回大会にも代表チームの一員として出場していた。
「団体戦を戦ったチームメートのみなみかわ、カナイの2人もピン芸人で、森田を含めた3人は世界でもトップクラスのモルッカーです。函館で行われる次回24年の世界大会は自国開催ということもあり、さらなる上位進出も期待されています」(スポーツ紙記者)
実は、彼らのようにマイナー競技でワールドクラスの実力を持つ芸能人は少なくない。特に有名なのは十種競技元日本王者の武井壮だが、こちらは五輪の正式種目。優勝者は“キング・オブ・アスリート”と称えられ、マイナーと呼ぶにはおこがましいほどだ。
また、吉川晃司は16歳でU-20水球日本代表に飛び級選出。あと数年水球を続けていれば、11位と善戦した84年ロス五輪の代表メンバー入りが確実だったとも言われている。
他にも俳優の故・夏木陽介さんは85〜86年に“世界一過酷なレース”として知られるパリ・ダカールラリーにドライバーとして出場。両年ともリタイアに終わったが、監督として参戦した88年には総合2位の偉業を成し遂げている。さらに元女優の益戸育江(高樹沙耶)は02年のフリーダイビングW杯で総合2位、長島一茂は19年の極真空手・国際親善空手道選手権大会の「50歳以上、80キロ超級」で銅メダルに輝いている。
「オードリー春日とフワちゃんは『炎の体育会TV』の企画でペアを組み、エアロビクスで今年5月のアジア大会で6位。その春日は16年にも同番組の企画でフィンスンミングに挑戦し、じゅんいちダビッドソンらと出場した世界大会では4×100mリレーで銀メダルを獲得しています」(同)
もはや芸能人が世界の頂点に立つのは時間の問題かもしれない。
※世界大会で健闘した森田哲矢。本人ツイッターより