局によって桃色発言にも特徴があるようで、フジの場合は〝性ハラ演出〟が際立っていたという。
「高島彩(43)が『アヤパン』(01〜02年)を担当していた時、月曜日のコーナー紹介で『アヤパン・マンデー・恒例』を『アヤ・マン・コウレイ』と略して言わされていた。そう、直接的な放送禁止用語を口にせざるを得なかったのです。その後、中野美奈子(42)の『音箱登龍門』など、女子アナへの性ハラ演出がピークに向かう最初の時期だったと思われます」(前出・丸山氏)
同番組で、いやらしいと思う言葉は?という趣旨の質問に対して、中野は大胆にも「ナマ」という直球を投げ込んでスッキリさせてくれた。
「恥ずかしながらも積極的に乗っていたのが凄いなと思いました。下ネタが大好きでないと、あの返しはできないはずです。楽しそうに下ネタを話すそぶりがかわいらしく、個人的に桃色失言というジャンルでは歴代最高の存在だと思います」(前出・丸山氏)
まだ、ある。「地下銀行」を「地下チンコ」と言い間違えたこともあれば、「ゴールデンキウイ」なる果物を紹介する際には「普段よく見るキウイと比べるとイチモツ瞭然!」などと口を滑らせたこともあった。
19年6月には赤江珠緒(47)もTBSラジオ「たまむすび」で似たような〝チン言〟を炸裂させた。NHKの人気番組を誤って「チコちゃんにシコられたい」とやらかしたのだ。多くのリスナーからメールでツッコミを入れられて「1文字違うだけでこんなになるんだ」と大爆笑していたものだが、前出・張本氏はこう解説する。
「若手の女子アナと違った趣のあるベテランの味。主婦の貫録を感じずにはいられません。同番組のパートナーに〝芝生不貞疑惑〟の博多大吉がいるだけに、そういった隠語プレイなのか、とつい錯覚してしまいましたね」
一方、新井恵理那(32)の場合は、失言ではなく自己主張としてサービストークを繰り広げた。昨年、「霜降りミキXIT」(TBS系)にて「ふんどしで寝る」とあっさり告白。その後、自身のインスタグラムに愛用しているピンクとグレーのふんどしを惜しげもなく公開したのである。
「自分の少し恥ずかしい嗜好を告白して話題になる女子アナは多いのですが、ここまで生々しい着衣の話を告白するのはなかなか珍しいこと。しかも画像を上げるにしても、普通は新品か、販売サイトの写真などです。彼女は明らかに私用のものと思われる使用感あるブツをアップしていて、そこも妄想できてイイ感じでした。こういう隙みたいなものがまた、彼女の魅力のひとつだろうと思いますね」(前出・丸山氏)
ふんどしすら身につけない、あられもないマッパ姿の詳細を告白したのは、テレビ朝日の斎藤ちはるアナ(25)。
昨年9月にアシスタントを務めていた「羽鳥慎一モーニングショー」で「秋の睡眠法」として脳をクールダウンさせることがテーマとなった時のこと。羽鳥から「お風呂であったまってから寝る?」と聞かれた際に、
「『私はお風呂から出た後、しばらく〝裸ん坊〟で、体を冷やしてから服を着るようにしているんですけど‥‥』とコメントしたんです。プライベートの生々しいシーンを堂々と告白するあたり、あざとくていいですね」(前出・丸山氏)
いつの時代も、喋りのプロたちが発する淫靡な響きは心地よいものである。
*美女アナ「桃色歴史」全部書く【5】につづく