YouTubeチャンネル登録者数世界1位のPewDiePie(ピューディパイ)氏が日本へ移住したことを、自身のチャンネルに投稿した動画の中で明らかにした。世界で最も影響力のある100人にも選ばれた世界的人気YouTuberの日本移住だが、ネット上では《トラブルを起こさないか心配》といった声も見られる。
「ピューディパイ氏はスウェーデン出身で、チャンネル登録者数1億1100万人を超える世界ナンバーワンYouTuberです。チャンネル登録者数がヒカキンの10倍以上といえば、そのスゴさを理解してもらえるのではないでしょうか。彼は以前から日本のアニメや漫画、ウイスキーを愛していることを公言しており、19年にはすでに日本への移住計画があることを明かし、家を購入したことも報告していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期していたんです」(ネットライター)
しかし、今月10日に投稿された「It finally happened!」と題された動画の中で、すでに日本への移住を完了させていることを突如として発表。しかも、飼い犬が太りすぎているという理由でプライベートジェットを使ってロンドンから日本へやって来たというから驚きだ。これにネット上では、《世界一のYouTuberが日本を移住先に選んでくれて嬉しい》など歓迎の声があがる一方で、《申し訳ないけど、海外のYouTuberに良いイメージがない。日本でトラブルを起こして世界に配信されそうで心配》《移住って言ったって、どうせすぐまた違う国に引っ越すんでしょ?》といった冷めた反応も見られた。
「17年にアメリカの人気YouTuberであるローガン・ポール氏が日本で数々の迷惑行為をおこない、富士の樹海で自死者の遺体をモザイクなしで投稿し世界中で物議を醸したことがあったので、海外のYouTuberに不信感を持っている人がいるかもしれません。しかしピューディパイ氏は、ローガン・ポール氏の行為を動画で批判していますし、何より本当に日本の文化に興味を持って移住までしているので、彼が問題行為を起こすことは考えにくいと思います。彼はこれまでイタリアやイギリスと移住を繰り返しているので、今後どれだけ日本にいるかは分かりませんが、ただ日本にいる間は日本のYouTuberとのコラボも期待できますし、何より日本の文化を積極的に世界に発信してくれると思いますので、彼の移住は日本にとっても歓迎できるものだと思います」(ITジャーナリスト)
移住によって日本を嫌いにならないことを願うばかりだ。
(小林洋三)