MISIAが大晦日に放送される「第72回NHK紅白歌合戦」の大トリを務める。12月27日、NHKが発表した。MISIAは2年連続の大トリ。白組のトリは福山雅治が務め、こちらも2年連続となる。
同日配信の「中日スポーツ」によると、「紅白」のチーフ・プロデューサーは「番組のテーマである『カラフル』を考え総合的に判断した。トップアーティストのお2人で来年は良い年になってほしいと考えて(トリと大トリを)決めた」とのこと。
MISIAが歌うのは「明日へ 2021」。「明日へ 明日へ 明日へと歌おう この想いが届くまで 歌い続けよう 終わらない夜はない 明日へ」という歌詞は、NHKの狙い通り、来年が良い1年になることを願っているようにも解釈できる。一方、福山が披露するのは「道標〜紅白2021ver.〜」。「風に吹かれ 泣いて笑い 生きるこの道 あなたの笑顔 それは道標」と、こちらの歌詞も勇気づけられる。
今年の「紅白」はトリ、大トリの歌唱で元気を与えてもらえそうだが、ネット上では違った意見も聞かれた。「マツケンサンバ『オーレッ!!』でバーンと花吹雪で終了じゃないのかぁ」「マツケンサンバが大トリのほうがより幸せに新年が迎えられたのではw」「大トリがマツケンサンバでない時点でダメだこりゃ〜民意をわかってない」などと、松平健の〝マツケンサンバⅡ、大トリ待望論〟が湧き上がっていた。
「松平の『マツケンサンバⅡ』は今年開催された『東京五輪』開・閉会式でも、多くの国民から起用を望む声が寄せられました。しかし、東京五輪で採用されることはなく、落胆する声が続出。多くの国民が、いかに『マツケンサンバⅡ』を望んでいたかが浮き彫りになりました。その証拠に東京五輪終了後、音楽番組で松平が『マツケンサンバⅡ』を披露したところ、ネット上は狂喜乱舞。『上様のおなーりー』『オリンピックの閉会式が、今ようやく終わった』などと大賛辞を送っていました。東京五輪では観ることができなかったぶん、『紅白』の大トリを期待したファンも少なくなかったはずです」(芸能記者)
煌びやかな衣装で元気に踊る松平が、最も〝カラフル〟のような気もする。
(石田英明)