「プレイステーション5」が昨年発売されてからというもの、「ヤフオク」をはじめとするネット市場はゲーム機が席捲している。
「転売ヤーが一儲けしようと暗躍しているんです。とはいえ、もともとゲーム機の中古市場は盛況で、特にレトロなゲーム機は高値がつく傾向にあります」（ヤフオクウオッチャー）
このコーナーでも過去にファミコンのレトロゲームソフトを取り上げたことがある。当時の不人気商品が、今ではレアになり、ビックリするような価格で取引されていた。ということは、ゲーム機もかつての不人気商品のほうが‥‥。
「80年代のファミコンブームで敗れていった『メガドライブ』や『PCエンジン』といったゲーム機のほうが高値になります」（ウオッチャー）
ファミコン本体の相場が800円なのに対して、メガドライブは2000円、PCエンジンが3000円と高値を付けている。レトロゲーム買取業者のHPを見ると、「PCエンジンLT」という小型液晶画面付のゲーム機は18万円で買い取ってくれるという。
「希少性が高いものが圧倒的高値になります。例えば、プレステの後塵を拝した『ドリームキャスト』では、00年に200台限定で発売されたゲーム機はヤフオクで93万円の落札価格がついたことがあるぐらいです」（前出・ヤフオクウオッチャー）
一番人気に目もくれず、マイナーゲーム機に没頭したヘソ曲がりな人は、すぐに物置を確認すべきだ。
