東京渋谷区にある「代々木深町小公園」と「はるのおがわコミュニティパーク」の2つの公園に、中が透けて見える“透明トイレ”が登場したのは8月5日のこと。中から鍵をかけると壁が曇って不透明になり、外からは見えなくなるという一風変わったトイレは海外メディアにも取り上げられ、世界から注目の的となっている。
「3つの個室がある透明トイレは、シアン、ライムグリーン、青、そして黄色、ピンク、紫のパステルカラーの壁で囲まれており、非使用中は中の様子が透けて見えています。これは日本財団のプロジェクト『THE TOKYO TOILET』の一環で作られたもので、公衆トイレの”暗い・汚い・臭い”というイメージを変えるため、建築家の坂茂氏が、中が綺麗であること、また中に誰も隠れていないことを確認できるトイレを設計しました」(社会部記者)
透明トイレが設置されると瞬く間にSNSで話題となり、多くの見物人が訪れているという。実際にトイレを見た人たちからは、《トイレ版マジックミラー号として利用するやつがいそう》《鍵を掛け忘れたと言ってワザと透明のまま用を足すヘンタイが出没しなければいいが…》など心配の声も上がっている。
「渋谷の透明トイレは、アメリカのCNNやイギリスのガーディアン紙などなど世界中のメディアが報じていることから、コロナ禍が落ち着いた頃には、透明トイレを目当てに日本へやって来る外国人が続出する可能性もあります。中には指摘される通り、変わった性の嗜好を持つ“アウトロー”も出てくることは十分に考えられることから、結果的にむしろ警備などに手間がかかるかもしれませんね」(ITジャーナリスト)
公衆トイレは正しく使おう。
(小林洋三)
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