これでは中村倫也と宇多田ヒカルの無駄遣いではないか。そんなブーイングがネット上で起きている、
6月28日に最終回を迎えた「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)。新型コロナウイルスの影響で撮影中断に見舞われながらも、まるで小劇場の舞台のような演出や撮影済みのシーンをつなぎ、裏話風に再編集するなどして“今クールの新作ドラマ”として最終回を迎えた姿勢はまさにアッパレ。視聴率も前回より3%高い9.6%でフィニッシュしたものの、最終回でストーリーが破綻してしまったと指摘する声が続出しているのだ。
「ネット上では探偵でありながら連続殺人犯である小池栄子演じるマリアを捕まえることなく何度も逃がし、それによって何人も死者を出していることに対し『明智がやってることの意味がわからない。まったくの意味不明』『明智にイライラする』『中村倫也が演じてなければ視聴をやめていた』『中村倫也の無駄遣いドラマ』といった辛辣な意見が続出しているようです。さらにドラマのエンディング曲となっている宇多田ヒカルの『Time』が、恋愛の枠には収まりきらない大事な人を思う気持ち、好きだと言えばよかったという後悔の念、時間は巻き戻せないから前を向いて進もうなど、ドラマとリンクする世界観の歌詞がメロディアスなミディアムナンバーとして、ドラマの最後に流れてくると『しょうもないストーリー展開でも宇多田の曲が流れるとなんかいい感じのドラマだったような気になる』『宇多田の曲でストーリーの陳腐さをごまかそうとしている』といった声も数多くあがっているようです」(女性誌記者)
最終回では和装姿で猫を抱くシーンや風呂上がりのパジャマ姿で寛ぐシーンで女性視聴者の心をつかんだ中村。これらの姿を披露したことで「いいドラマだった」と勘違いしてくれるファンも大勢いそうだ。