ドジャースが2月12日(日本時間13日)にキャンプ2日目を迎え、この日の主役は佐々木朗希となった。
ドジャースのロバーツ監督はカブスとの東京開幕シリーズ(3月18、19日)での佐々木の登板について「公式戦の2戦目(19日)に投げることになろう。(開幕に)スタメンにいなければ、いないということだ」と、開幕戦登板を示唆した。佐々木本人も「メジャーでの開幕を日本で迎えるっていう機会はそんなにない。そこに向けていい準備ができたらなと思っています」と意気込みを語っている。
佐々木が投手として一級品であることは誰もが認めるところ。米国でもそうだが、この日、囲み取材に応じた大谷翔平は佐々木に関して、「怪我をしないことが一番。おとなしめの性格だと思うので、生活やクラブハウスの雰囲気を楽しんで欲しい」とのアドバイスを送り、キャンプ地のロッカーは大谷、山本由伸と横並びの配置になっている。
ただし気になる点がある。佐々木の通訳の問題だ。
「佐々木の通訳はまだ決まっていないという。メジャーでは同一言語を扱う通訳が2人同時にベンチ入りすることが可能。大谷と山本をサポートしているアイアトン氏は第3回WBCにフィリピン代表として出場したこともある元野球選手で、前田健太(タイガース)の通訳を4年間経験したキャリアがあります。ただ、ドジャースでは編成部の育成担当で主任という役職もあり、本来なら“通訳”ではない。佐々木も含め3人もの通訳替わりというのは難しいのでは」(MLB担当記者)
早くチームに馴染むためにも、特に佐々木の場合は付きっきりの通訳が欲しいところだ。
(小田龍司)