「料金いらないから…」倉田真由美氏の姪だけではないタクシー内ナンパトラブル

 漫画家の倉田真由美氏が6月18日、Xを更新。姪がタクシーの車内でナンパされたことを明かした。乗車料金はいらないからと…。

 倉田氏のXによると、同居している姪が夜中にタクシーで帰宅中、運転手から「連絡先交換してくれたら乗車料金いらないよ」と言われたという。姪は「断って家のかなり手前で降りた」というが、倉田氏は「車内ドラレコやスマホもあるし、チクられたら一発アウトでしょうに」と驚いていた。

 倉田氏はタクシー運転手のナンパが信じがたいようだったが、姪と同じような体験をした女性は少なくないようだ。2014年2月配信の「マイナビウーマン」が、タクシーでのトラブル体験を紹介した。中には《目的地に着くまでが地獄でした。家の場所を教えるのも嫌だったので、目的地の1キロ手前で降りました》と、運転手にナンパされた女性の生々しい声もあった。ネットの質問サイトでも、タクシー運転手に電話番号を教えてしまった女性の相談などが多数ある。

 嫌な目に遭うのは乗客だけではない。女性タクシー運転手が被害者になったこともある。24年4月配信の「埼玉新聞」電子版によると、タクシーの車内で20代の女性運転手の体を触ったとして、50代の会社員男性が逮捕された。男は後部座席から女性運転手の胸を触るなどの行為を繰り返したという。男は容疑を否認し、不起訴処分となったが、その理由は明かされていない。

「メディアで取り上げられるタクシー内でのトラブルは氷山の一角でしょう。24年4月から日本でも一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で運ぶサービスのライドシェアは解禁となり、東京23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都市など一部の地域で運行が始まりました。今後、ライドシェアを導入するエリアは拡大される予定です。運行管理はタクシー会社がおこなうとはいえ、本業の運転手よりプロ意識が低いと思われる一般ドライバーのライドシェア参入で、ナンパなどの行為が増加する可能性も否定できません。一部ではライドシェアの車に〝女性は乗るな〟という声も出ているほどです。逆にライドシェアの女性運転手も酔った男性客などに注意が必要でしょう」(週刊誌記者)

 倉田氏の姪が無事で何よりだった。

(石田英明)

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