1日の食費100円!28歳フリーター男の“貧乏飯”動画がバズりまくっている理由とは

 会社で部下が突然料理を作り出し、それにツッコミを入れながらも完食する「ながの社長」や、炊飯器ひとつでさまざまなメニューを生み出す「炊飯器ギャル」、仕事帰りのサラリーマンが手際よくおつまみを作っていく「ぴーきちごはん」など、料理系YouTuberの動画がバズりまくっている。

 ノンバーバル(非言語)で調理工程から完食するまでの様子を見せる「バヤシ」や、男女のキャラを使い分けドラマ仕立てで料理を完成させていく「はせ とろとろチョコ大福」など、新しいジャンルの料理動画も大人気だ。

 彼らに共通するのは、どれも視聴者が食べたくなるような美味しそうな料理ばかりな点で、中にはレシピ本を発売するYouTuberも存在する。

 そんな中、全く映えない料理を投稿しているにもかかわらず、人気YouTuberとなった1人の男がいるようだ。

「彼の名前は『マッコリ』。ブレイクアウトという、一見料理とは関係のないチャンネル名でYouTuberとして活動しているのですが、なんと登録者数は20万人に届く勢いです。28歳フリーターを自称するマッコリが、1日の食費100円と決めてその日のご飯の様子を動画にするなど“貧乏生活”を発信しているんですが、これがウケている。貯金通帳を見てあまりの額の少なさにひっくり返り、そのまま逆立ちをして歩くというリアクションがお約束となっており、出てくる料理はカップラーメンを食べた後のスープに米を入れてリゾットにしたり、ご飯にポン酢やマヨネーズをかけただけなど質素なもの。しかし、それを手をパンパンと叩いたあと美味しそう食べるマッコリの姿に、『落ち込んでたけどこれ見たら元気出た』『僕も同じ境遇だから親近感が湧く』『この動画を見て食べ物の大切さを改めて知りました』と、コメントが殺到しており、心を打たれた視聴者も多いようです」(YouTubeライター)

 マッコリには、YouTuberとして成功しお金持ちになっても、貧乏飯動画を投稿し続けてもらいたいものだ。

(佐藤ちひろ)

エンタメ