暴行騒動で引退の北青鵬は「ブレイキングダウン」もアリ!格闘家の道への期待

 弟弟子への度重なる暴力行為が発覚し、角界を引退した北青鵬。2月27日には「週刊文春」が、学生時代にも後輩にガスガンを発射したり、マッサージを強要していたことを伝えている。

 現役最長の身長204センチ、体重182キロの恵まれた体格を武器に順調に番付を駆け上がり、「10代で関取になる」という目標を見事達成していた北青鵬。近い将来、三役確実と言われていただけに、なんとも愚かなことをしたものだ。本人は最後まで現役続行を訴えていたというが、他の力士からは「絶対に繰り返す」と拒絶され、最後はしぶしぶ自ら引退届けを提出したという。近年、暴力行為は絶対NGなだけに、引退勧告で済んだだけでもよしとするべきだろう。

 一方、気になるのは北青鵬の今後。SNS上では早くも「格闘家」への転身を予想する声が上がっている。

 過去には第60代横綱の双羽黒(北尾光司さん)が親方らと衝突し、部屋を脱走。そのまま破門同然で廃業し、1990年にプロレスデビューしている。しかし、常に単調な試合運びでプロレスファンから酷評を浴び、試合に負ければ『八百長野郎この野郎!』などと暴言を吐きSWSを解雇されるなど、とにかくお騒がせキャラだった。

「駆け込み寺のように思われているプロレス界ですが、北尾さんと違って北青鵬の場合はパワハラ、暴力行為が問題になっていますからね。人気商売だけに歓迎はされないでしょう。もっとも、逮捕歴があるなど様々なバックボーンを持つ腕自慢が参加する『ブレイキングダウン』であればウエルカムなのでは。出場すれば話題になりますよ」(格闘系ライター)

 故郷へ帰る前に、格闘家の道も探ってみてもらいたいものだ。

(ケン高田)

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