今や日本国内で7120万人以上が利用しているYouTube(2023年10月時点)。若者世代を中心に人気になっているが、近年は45~64歳が2680万人以上と同世代の人口の約80%を占め、視聴する年齢層がさらに広がっている。
昨年8月にはYouTubeの広告を非表示にできる有料サービス「YouTube Premium」が値上げされ、個人プランは月額1180円から1280円、18歳以上の学生向け「学生プラン」は月額680円から780円になったこともあり、「AdBlock」などの広告ブロッカーを導入する人が増えているようだ。
そんな中、SNS上で広告ブロッカーを導入したユーザーから「PCやスマホが異様に重い」という指摘があがり、YouTubeの“嫌がらせ”を疑う声が広がっている。
ITライターが語る。
「広告ブロッカーは動画広告をスキップできるアプリで、悪意のあるマルウェアやフィッシングサイトへの誘導をブロックする機能を備えたものもあります。詐欺サイトもブロックできるため、導入している人が増えていますが、このところアプリをオンにしているとYouTubeの動画の読み込みが遅くなるという報告が相次いでおり、一部アプリではバグが問題になっているものもあります。広告ブロッカーを無効にすれば解消されることから、YouTube側がなんらかの対策をしたのではないかという噂が広がっています」
広告ブロッカーはブラウザを保護できるため使い方によっては大変便利だが、今回報告された不具合の理由がYouTube側の“対策”だとしたら、広告ブロッカーを導入している人が相当数いたということだろう。
(ケン高田)