「不安が的中」の指摘も…ペッパーランチのハンバーグを食べた客に下痢・嘔吐相次ぐ

 ステーキチェーン「ペッパーランチ」を運営するホットパレット社は、山口県や大分県、鹿児島県にある店舗で複数の客が体調不良を訴えたとして、すべてのハンバーグメニューを販売休止すると発表した。同チェーンの商品には今年6月にも食中毒を懸念する声が上がっており、徹底した安全対策が求められる。

「同社によると、14日に『イオンタウン姶良店』で、15日に『おのだサンパーク店』で、18日と22日に『パークプレイス大分店』でいずれもハンバーグを含むメニューを食べた5名に下痢や嘔吐などの症状が出たといいます。現時点では感染源や感染経路は特定されておらず、保健所の指導のもと調査の段階にありますが、有症者の共通食であったハンバーグメニューを一時販売休止することを決めたとしています」(社会部記者)

 ペッパーランチでは完全に火を通し切らない赤みのある肉を提供後に鉄皿で自分好みに焼くスタイルが人気となっているが、今年6月には同チェーンでステーキを注文した人物が、画像付きで「レアとかじゃないやんか。生やんか」と投稿して物議を醸したこともあった。ペッパーランチを知らないユーザーからは《これ、食中毒って本当に大丈夫なの?》などと心配する声が相次いでいたが…。

「まさに心配していたことが現実になってしまいました。同チェーンではハンバーグも表面だけ焼いて中は赤い状態で提供し、鉄板によく押し付けて火を通してから食べるように案内されますが、火が通りきっていなかったのかもしれません。生の牛肉はO-157など腸管出血性大腸菌に汚染されている可能性があるため、しっかりと焼いてから食べることが推奨されます。しかし、レアの肉を鉄皿で自分で焼いて食べる方法はエンターテインメント性の高さから人気で、多くのステーキチェーンでも取り入れられています。ただ、ペッパーランチでは2009年にもO-157と見られる食中毒を起こしていますし、まだ今回は具体的な感染経路などは明らかになっていないようですので、しっかりと調査していただいて、提供方法の見直しも視野に改善していく必要があるのではないでしょうか」(フードジャーナリスト)

 加熱具合を客の判断にゆだねてしまうのは危険かもしれない。

(小林洋三)

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