「YouTubeより稼げる」新進の動画プラットフォーム「Kick」が世界中で配信者急増中!

 現在、急激な勢いで市場規模を拡大させている動画プラットフォーム市場。米国のリサーチ会社「IMARC」の調査によると、23年現在の全世界の市場規模は9.7億ドル(約1446億円)で、28年には18億ドル(約2685億円)とほぼ倍増すると予測している。

 だが、YouTubeでは昨年ごろから人気配信者たちが相次いで減収を告白。広告単価の大幅下落が要因とされており、以前のように稼ぐことが難しくなったと言われている。

 そうした中でTikTokなど他の動画プラットフォームにも投稿するYouTuberも増えているが、最近、海外で「稼げる」と噂になっているのが「Kick」だという。同サービスは、大手オンラインカジノ「Stake.com」創業者のビジャン・テラーニ氏とエド・クレーブン氏、世界的配信者のトレインレックTVが22年に設立した。当初は欧米で人気ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」に対抗したものだった。

 Kickが稼げると言われる所以は、「配信者の取り分95%」という非常に高い収益分配率だ。誕生から日は浅いものの、海外ではこちらに軸足を置いて動画配信を行うYouTuberも増えているという。

「他の動画プラットフォームにおける配信者の取り分はほぼ50%。ライブ配信の場合はもう少し高いですが、それでも70%前後しかありません。より多くの動画収益を得られるチャンスがあるKickが魅力的に見えるのは当然でしょう」(IT情報誌編集者)

 ただし、視聴しているのは大半が外国人のため、日本人が参入しても日本人向けの内容では厳しそうだ。逆に視聴対象を日本人にしぼらないほうが良いのかもしれない。

「例えば、YouTuberとしてはチャンネル登録者数2000万人以上を誇り、ティックトッカーとしても絶大な人気の『Junya.じゅんや』や『Sagawa/さがわ』の動画を見ているのは主に海外の人たち。日本語が理解できなくても楽しめる内容の動画ならKickでも成功できる可能性は高いと思います」(前出・編集者)

 一攫千金を夢見て、海外向けの人気配信者を目指してみる!?

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