タイ移住・あの女芸人が“生活に苦戦”も同情なし!「高級物件に住んでいて説得力ない」【2023年上半期BEST】

「本当に子供に優しい国なので、ここで子育てできてることが今メッチャ幸せ」「人もカラッとしてるので、全くイライラしなくなりました」--。今年7月、関西の番組に出演して元気な姿を見せた「タイ移住芸人」稲垣早希。だが、その1月前にはタイ生活への不満をYouTubeで配信し、波紋を広げていた。(以下は7月4日配信記事より)

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 3月に夫でYouTuberの「りおなり」と子供の家族3人でタイに移住したお笑い芸人の桜 稲垣早希。彼女が、自身のYouTubeチャンネルで「タイでリアルに生活してみて、あえて言うならここに困ってます」という動画を配信した。

 タイでは電気代が日本の3倍もかかり、さらにスーパーでの野菜の価格が日本とほとんど変わらないといい、「このままだとだいぶ生活を圧迫する」と、想定より大幅に生活費がかかっていることを明かしている。

 だが、そんな彼女の困惑に対し、視聴者からは《バンコクで生活するのは日本並みに金がかかる。認識が甘すぎ》《大変と言う割には、いかにも高そうな物件に住んでて全然説得力がない》など、厳しい指摘もあった。

 これについてタイ在住のライターは、彼女の発言に眉を顰める現地在住日本人もいるという。

「動画でも紹介していましたが、稲垣一家が暮らすのは120平米の家具・家電付きの高級サービスアパートメントで大手企業の駐在員家族が住むような物件。バンコクでも日本人が多いスクンビット地区の家賃の相場は7万〜10万バーツ(28〜40万円)です。現地採用者は日本人でも所得が低く、そんな高級物件には住めません」(タイ在住ライター)

 ちなみにタイでは以前から電気代の値上げが続き、今年1月にも1ユニットあたり12.9%引き上げられている。もともとタイでは支出に占める電気代の割合が多く、日本の3倍というのも大げさな話ではないという。

「日中も自宅にいることが多いようですし、広い家を数台のエアコンを使ってフル稼働させれば電気代がかかるのも当然です。しかも、映像で確認したところ、寝室に設置しているのは業務用エアコン。あのタイプは消費電力が多く、電気代が高くなりがちなんです」(前出・ライター)

 また、バンコク市内の場合、野菜などの食材は普通のスーパーでも割高だという。一方、市場なら安く購入できることから、日本人でもそうした場所で買い物をする人もいるのだとか。

「彼女が口にした不満は、住み始めたばかりの人が感じる『移住者あるある』ですね。節約したいなら家賃や物価の安いバンコク郊外やチェンマイなどの地方都市に引っ越すなど、方法はいくらでもありますよ」(前出・ライター)

 とはいえ、まだタイでの新生活はわずか3カ月。「移住者あるある」を脱した一家の感想も、あらためて聞いてみたいものだ。

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