「スーパー中学生」ドルーリー朱瑛里が高校初レースで見せた「異次元の走り」

 今年1月の全国都道府県対抗女子駅伝で17人抜きの走りを見せ“スーパー中学生”“陸上界の新星”と呼ばれたドルーリー朱瑛里(しぇり)が、高校生になって初のレースに挑んだ。

 地元・岡山県津山市の進学校・津山高に進学したドルーリーは4月30日、全国高校総体の岡山・美作地区予選会に出場。女子800mを2分16秒90のタイムで、2位に12秒22差をつける大差で優勝し、岡山県大会出場を決めた。

 陸上関係者が言う。

「1月の駅伝でも中学生離れした異次元の走りで、中学生が走る区間での新記録をマーク。中距離の五輪選手のような完璧なフォームが話題になっていました。今回のレースではスタートから一気に飛び出すとぐんぐん後続との距離を広げ、最後は2位を50m以上離す圧巻の走り。県大会、インターハイが楽しみです」

 1月の駅伝後、その美貌もあってメディアの注目度が高まり、本人は戸惑いを見せていたという。その影響で2月、出場を予定していた琵琶湖クロカンを欠場。弁護士を通じ、過熱する報道で精神的な疲労を感じていることを明かし、「私は可能な限り普通の生活をしながら、陸上を続けていくことを希望しています。もしどこかで見つけたとしても、動画を撮ったり、声かけは控えてほしいです。そっと見守っていただけるとありがたいです」と思いを表明していた。

 ドルーリーは中学卒業後、高校駅伝の強豪校ではなく地元の進学校に進んだ。1月には高校まで陸上は続けるが、その後はわからないと語っていたが…。

 いまは彼女が競技に打ち込める環境を、関係者やメディア、ファンが共に考えることが必要だ。整った環境でドルーリーが素晴らしい成績を上げることこそが、陸上ファンが望む姿のはずだ。

(石見剣)

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