「文句じゃなくて苦情じゃなくて…ご提案からお話しさせていただきたいんですが…」
2月3日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「うどうのらじお」(ニッポン放送)のオープニングでこう切り出した有働由美子アナウンサー。どうやら、とあるネットニュースにたいそうオカンムリのようで、
「先日、“某”東スポさんが『NHK武田真一アナが日テレ番組MCに背中を押した有働由美子、フリー転身相談して日テレを勧めた』っていうのが出てたんですけれども…知らんっちゅうねん。ほんっ…とに。NHKの人事、全部私が知ってんだろ、みたいなあり得ない感じを、1ミリの取材もなく、お書きになられたみたいで」
有働アナが指しているのは、2月1日に「東スポWEB」が配信した『NHK武田真一アナが日テレ番組MCに 背中を押した有働由美子』と題された記事。この記事では《武田アナにとって有働アナはNHKの1年後輩。フリー転身を相談して日テレをすすめられたと聞きます》というテレビ局関係者のコメントを取り上げているが、どうやら事実とは違うようだ。
有働アナは前週の1月27日放送の「うどらじ」で、武田アナの転身先について語っていたことに触れて、こう振り返った。
「もしかしたらTBSの『23』で『news zero』の裏じゃねえかっていう、その妄想で延々トークを長々してたんですよ。で、もう最後のほうは、これちょっと武田さんの『23』の初日に足をひっかけに行くとかなんか、そういうことしちゃったりしようかなと…」
ラジオの放送を聞いていれば、武田アナが有働アナに相談するなどありえないと判断できるだけに、
「東スポの今回書いた方、イラブと名付けさせていただきますので。勝手に。イラブ、お願いだから聞いてから書いて、『うどらじ』を」
と、せめて自身のラジオ番組を聞くように提案したのだった。
「有働アナが東スポの記事に猛反論したのも無理はありません。本人もラジオで話していましたが、もしも武田アナがフリー転身について有働アナに相談していたという話が広まれば、古巣のNHKも快く思わないでしょう。なお、有働アナが東スポの記者を“イラブ”と命名したのは、スポニチのシモヤナギ記者に続いて2例目。いずれも阪神OBの下柳選手、伊良部選手から取ったもの。今後、ラジオでも“イラブ”の名が登場するかもしれません」(芸能記者)
なお、当該の記事は、2月5日現在も修正されることなくネットにアップされている。有働アナの提案むなしく、東スポ関係者は「うどらじ」を聞いていないようだ。