関根勤が予想したアカデミー賞助演男優賞の意外な名前「大人の事情があるから…」

 日本映画界において最高の栄誉である「日本アカデミー賞」。第46回授賞式は23年3月10日、グランドプリンスホテル新高輪において、羽鳥慎一と長澤まさみの司会で行われる。
 
 言わずと知れた年度で最も優れた映画作品やスタッフ、演者を表彰する賞だが、助演男優賞のノミネート有力候補として意外な人物の名前を挙げたのが、お笑いタレントの関根勤と小堺一機だ。

 ちなみに関根は2010年から13年まで4年間、日本アカデミー賞の司会を務めており、その関根が自身のYouTubeチャンネル〈関根勤チャンネル〉の12月3日更新回で、お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹の名前を挙げてこう明かしているのだ。

「日本アカデミー賞の助演男優賞のノミネート5人だっけ、あれに入ると思う。『最優秀』は色々あるから、オトナの事情があるから分からないけど…」

 飯尾が出演しているのは、9月16日に公開された東野圭吾原作、福山雅治主演の「沈黙のパレード」。07年に第1シリーズ、13年に第2シリーズがフジテレビ系で放送された人気ドラマ「ガリレオ」の映画第3弾。福山演じる湯川学のパートナーに、第1シリーズで共演した柴咲コウが帰って来たことでも話題となった。
 
 ここでの飯尾の役回りに小堺と関根は感心。「いわゆるお笑いのね、緊張感のある中でホットさせるシーンで飯尾くんが出てるのかなと思ったら」「ボクも3シーンくらいかと思った」「そしたらメインのキャストだもん」と驚くのだった。

 映画ライターが言う。
  
「飯尾が演じたのは、商店街にある料理店の店主。被害者となる娘の父親という役どころで、ギャグやほのぼのとするようなシーンは一切ありません。笑顔もほとんどみせず、眉間にしわを寄せ難しい顔をするシリアスな場面ばかりです。それでも、飯尾の笑っていない目の奥が際立ち、より演技に引き込まれました。新たな一面を見た思いです」

 助演男優賞候補は他に「PLAN75」「さかなのこ」などに出演した磯村勇斗、「流浪の月」の横浜流星、「ケイコ 目を澄ませて」の三浦友和などが有力視されるが、飯尾はここに割って入ることができるか?

(所ひで/ユーチューブライター)

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