ジャニー社長の入院で、メンバーのコメントが判で押したように一緒なワケ

 ジャニーズ事務所は7月1日、ジャニー喜多川社長(87)が解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で入院していると発表した。この発表を機に、ジャニーズ所属のメンバーたちも続々とコメントを発表しているが、その内容が判を押したように同じなのだという。

 同日夜に放送された「news zero」(日本テレビ系)では、嵐の櫻井翔が「救急搬送された翌日ですね、19日にメンバーそろって会いに行きましたし、その後も数回会いに行っています」と説明。所属タレントたちも「時間を見つけて面会に行っています」と明かしていた。同様に松本潤も「翌日に5人でお見舞いに行き、その後もそれぞれ時間がある時になるべく病室に通っている」とのコメントを発表している。

 翌2日には情報番組「ビビット」(TBS系)にて、MCのTOKIO・国分太一がジャニー氏について言及。司会の真矢みきからお見舞いについて訊かれると、「僕も何度も時間が空いた時はジャニーさんに会いに行っています」と答えていた。これらの発言について芸能記者が指摘する。

「ジャニーズ所属のタレント全員が、機会があればお見舞いしたいと考えるのはごく自然なこと。とはいえ、くも膜下出血での入院ゆえ、いつでも自由にお見舞いに行けるという状況ではないはずです。それでもメンバーたちはそろって《時間を見つけて》《時間がある時に》《時間が空いた時は》とほぼ同じ表現を使っているのは、事務所側で用意したテンプレートに沿っての発言かもしれません」

 ジャニーズ事務所には、公式サイトのアーティスト欄に掲載されているだけでも90人超のメンバーが所属。そしてジャニーズJr.も含めれば、病床のジャニー氏をお見舞いに行く立場のタレントは総勢200人を超える。その全員がそれぞれ《時間の空いた時》にお見舞いに訪れようものなら、病室がギュウギュウ詰めになってもおかしくない。

「それゆえ実際には事務所側が、お見舞いの頻度や順番を仕切っているはずです。とはいえメンバーが『順番を待っている』と言うわけにもいきませんから、全員一律に『時間のある時に行っています』と説明するようにしている可能性が高そうです」(前出・芸能記者)

 社長の入院という緊急事態に際して、事務所側の対応は組織として正しい判断だと言えそうだ。

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