2021年度の平均世帯視聴率で全日・ゴールデン・プライムを制し、開局以来初めて「民放3冠」を達成したテレビ朝日。「モーニングショー」の圧倒的強さも寄与しているはずだが、人気の斎藤ちはるアナがこの春卒業、入社2年目の森山みなみアナにバトンは託されて……。(3月14日配信)
2021年の年間平均視聴率が個人全体5.6%、世帯10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、2年連続横並びトップを獲得した「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。キャスターを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一が個性豊かなコメンテーター陣を巧みに仕切る司会ぶりも人気の1つだが、アシスタントを担当する同局・斎藤ちはるアナウンサーの屈託のない笑顔も一服の清涼剤となっている。
その斎藤アナが3月末で同番組を降板することが、3月10日配信の「スポニチアネックス」の報道でわかった。2019年4月1日の入社日当日に初出演を果たし話題になって3年。番組関係者によると「新陳代謝を図る狙いがある」とのことだ。
斎藤アナといえば、21年6月に「フライデー」がTBSの小林廣輝アナとの熱愛をスクープ。しかし小林アナの女性関係が次々と発覚したこともあってか、結局破局した。斎藤アナに過失はないが、女子アナはイメージも大切。一連の騒動が「モーニングショー」降板の原因とも噂されたが、前任の宇賀なつみアナも退社を機に3年半で卒業している。斎藤アナの任期が特別短いこともなく、やはり世代交代ということだろう。
後任は同局の森山みなみアナだという。21年4月入社で現在は情報番組「グッド!モーニング」などを担当している。とはいえ、新人アナに斎藤アナの後釜が務まるのだろうか。聞くところによると森山アナ、あることについて〝天才〟と呼ばれているようだ。
「テレ朝HPの公式プロフィールで、同期の佐々木快アナが森山アナを〝人を大切にする天才〟と評しています。人からのお願いや誘いは基本的に断らないとか。人付き合いの良さが感じられます。また、〝同期の中で意見が対立する時も、必ず両方の立場を尊重して、解決に導いてくれる存在です〟と中立性もあるといいます。『モーニングショー』といえば、同局社員である玉川徹氏の炎上発言が日常茶飯事。4月以降、森山アナが玉川氏の過激な意見を汲みつつ、うまく収める手綱さばきが見られるか期待したいですね」(テレビ誌ライター)
闘牛士のように玉川氏をいなせるか、今から楽しみだ。
(石田英明)