一発屋芸人になるかと思われたが、トム・ブラウン(布川ひろき&みちお)は「M-1グランプリ2018」の初決勝以降も、しぶとくテレビの世界で生きている。「ダメ~」と言いながらみちおの頭皮を叩く布川は既婚者。19年に第1子となる女児が誕生している。一方のみちおは独身。サイコパスすぎる生態が怖いと、これまでに何度もネットを賑わせてきた。
丸坊主でタレ目、お腹が出たぽっちゃり体型のため、癒し系と思われる。しかし、実生活はかなり変わっている。暖房がない4畳半に住んでいたころは、暖を取るためにお湯をはった浴槽のなかで一日の大半を過ごした。浴室内で食事をとることもしばしば。貧乏でガスが止められたときは、水道水を電子レンジで温めては浴槽にためるド根性を発揮している。
感性の異常さは芸人のなかでもトップクラスとあって、あの「水曜日のダウンタウン」(TBS系)でも話題になった。20年11月に放送された「先輩の家で長風呂 1時間が限界説」で、たいして親しくもない後輩が先輩の家で何時間入っていられるかを検証。みちおの元には、ゴンゴールのブチギレ氏原がやってきた。
「みちおは後輩のために宅配ピザを頼んで、自分も服を脱いで、一緒に風呂場で食べはじめました。先に出てからは、水を差し入れ。入浴時間が6時間を過ぎても気にせずに、先に就寝。起床後もまだ風呂場から出てこないことに驚かず、スタジオでモニタリングしていたダウンタウンを驚愕させました。ツイッターは『心優しきモンスター』と大盛り上がりでした」(芸能ライター)
過去の交際相手も、独特な世界観を持った女性ばかり。そのうちの1人は保育士。「自然でありたい」という理由からワキ毛を処理せず、金髪に。さらに「人間として高みを目指したい。人前で坊主になりたい」という理由で、ネット番組で坊主になってしまった。
ほかにも、顔はピアスまみれ、下唇の裏と背中にタトゥを入れたシングルマザーと交際していた時期もある。
「背中の左側の天使の羽と右側の悪魔の羽には、“人間の二面性”という意味があったそう。それぞれのタトゥには意味があったのですが、ネックレスのように首の周りを飾った炎の鎖には、とくに意味はなかったそうです」(前出・芸能ライター)
常に想像の上を行くみちお。次はどんなモンスターエピソードで驚かせてくれるか。
(北村ともこ)