ロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージが3月6日放送の「ネタミちゃんとなかまたち」(読売テレビ)に出演し、楽曲「ロード」のヒットと、離婚騒動最中の複雑な胸中を振り返っている。
世の中にはびこる「羨ましいヤツら」にスポットを当てる同番組。この日のテーマは「不労所得者」で、1993年に「ロード」を大ヒットさせた高橋が登場すると、現在でも発生し続けるという印税収入の仕組みを説明した。
昨年時点で第15章にまで達している「ロード」の第1章は、220万枚もの売上を記録。続く第2章も80万枚、第3章も35万枚とヒットし、高橋は「会社も含めて、(ロードで)動いたのは22億円。個人は3年ぐらいでだいたい16億円ぐらい」と振り返る。
また同曲では、高橋自らが作詞・作曲・歌唱を担当しており、カラオケで1回歌われるたびに「6~7円」の印税収入が発生。加えて、テレビやラジオなどで「ロード」が使用される際にも印税が入り、現在でも年間で1000万円以上の印税収入があるという。
そんな恵まれた高橋だが、人生でいちばん辛かった出来事には、2016年のタレント・三船美佳との離婚騒動を挙げた。当時、ワイドショーや情報番組では、高橋の離婚ネタを取り上げるたびに「ロード」がBGMとして流され、高橋は「イヤだな。またやってるよ、ワイドショー」と嘆きつつ、頭の中では「また(ロードの印税)入っちゃってるよ」と、複雑な感情だったようだ。
これを受け、お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏が「お離婚、ありましたもんね」と指摘すると、高橋は「今、〇〇コンって言った?」とボケて返答。当時から話題を集めた三船との24歳差婚を自虐し、ダイアン・ユースケからは「もう、新喜劇のやり取りですよ、それ」と突っ込まれていた。
「『ロード』の著名なサビ部分の『何でもないようなことが、幸せだったと思う』との歌詞が、高橋の離婚騒動にばっちりと世界観がハマってしまい、情報番組内で何度も再生されていたのは記憶に新しいところ。それを煩わしいと嘆きながらも、印税の旨みを感じていたという高橋の正直な告白には、世間から『自分制作で一発当てたのはデカい!』『それにしても印税収入は魅力的でしかない』などの声とともに、『そう考えると、桑田佳祐、小田和正、山下達郎、矢沢永吉辺りの印税なんて凄そう』などの反応が寄せられています。番組では、高橋が総額3億円ほどを費やして完成させたという自宅地下のプライベートスタジオがお披露目され、やはり『ロード』の大ヒットが高橋の人生に大きな影響を与えたことが伝わりました」(テレビ誌ライター)
“2度とは戻れない夜“を噛み締めつつも、優雅な印税生活を満喫する高橋だった。
(木村慎吾)