仲良しぶりをアピールした、その3ショットには、はたしてどんな意図があったのか?
立憲民主党の蓮舫参院議員が2日、自身のインスタグラムを更新。「今夜は3世代で」と笑顔の顔文字を付け、母親の桂子さんと長男で男性アイドルグループ「VOYZ BOY」のメンバーとして活動してきた村田琳との親子3世代ショットを公開。ところがこの日は、一部メディアに琳の「自民党入党」が伝えられたこともあり、SNS上には《えっ、このタイミングでのこの写真載せる?違和感しかないよ》《間違いなく不仲報道の火消しでしょ》《お母さんまで登場させて、何をアピールしたいんだろう?》といった声が渦巻いた。
〈蓮舫議員 溺愛アイドル息子が絶縁「裏切りの養子入り」〉とのタイトルで琳の問題を伝えた「女性セブン」(3月3日発売)によれば、琳は昨年1月、新型コロナ対応に苦慮する菅義偉首相(当時)に対し、母親の蓮舫氏が「あなたには首相としての自覚や責任感はあるんですか!」と発言したことに猛反発。自身のYouTubeチャンネルで《今日で、母親のことを気にして生きるのはやめたいと思います》と決別を宣言。その4カ月後となる5月には、自民党の大物フィクサーとして知られる実業家の糸山英太郎氏と養子縁組を行い、昨年5月に「村田」から母方の姓に変えたばかりの本名・齊藤琳を捨て、糸山琳に変わったというのだ。
「蓮舫氏に対し決別を宣言した琳は、その年の4月に糸山氏が経営する湘南工科大学に入学しており、記事のとおりなら、その1カ月後には、養子縁組が成立していることになります。かねてより糸山氏と蓮舫氏との間に交流があったことは知られていますが、それにしても、この急展開は何を意味しているのか。報道によれば、糸山氏が琳の資質を高く評価し、学問だけでなく政治から帝王学まで学ばせ、ゆくゆくは後継者にしたいと考えている、とされていますが、糸山氏には離婚した奥さんとの間にお子さんがいますからね。養子となれば当然、この先、相続問題も絡んでくるため、まだまだ一波乱二波乱あるかもしれません」(ジャーナリスト)
糸山氏はかつて米フォーブス誌に「総資産4000億円」と報じられた資産家で、96年に衆院議員を辞職し湘南工科大学学長・理事長に就任したのちも、自民党の有力議員を支援し続けてきた。
「糸山氏は自身でも告白しているように、子供の頃は不良として鳴らした豪傑。大学中退後に就職した会社では、中古外車のセールスマンとして1年間で77台の車を売り、その後、父親が社長を務める新日本観光に入社すると、キャディ研修をたたき台にゴルフ場の運営で実績を上げ、資産運用の礎を作りあげた苦労人でもある。一方、琳は蓮舫氏に溺愛され、何不自由なく育ってきたいわば坊ちゃんですからね。政治家としての資質はあるかもしれませんが、糸山氏の後継が務まるかどうかは未知数です。しかも、野党第一党の大物議員の子息が自民党に入ることも異例中の異例。そういう意味でも、糸山琳としての今後の活動に注目が集まっています」(同)
3ショットの意味は「溺愛からの卒業写真」なのかもしれない。
(灯倫太郎)