ナッシュ株式会社が手掛ける冷凍宅食サービス「nosh-ナッシュ」が、2018年のサービス開始から3年8ヶ月で累計販売食数2000万食を突破した。電子レンジでチンするだけで栄養バランスの優れたお弁当が手軽に食べられることが多くの若者の胃袋をワシ掴み。冷凍宅食サービスは浸透を進めている。
ナッシュのお弁当は、小売店の冷凍コーナーに並ぶ従来の冷凍食品のように派手なパッケージではなく、商品名、栄養素、温め時間など、必要な情報だけがシンプルに記載された地味なものだ。1食約500円程度で、主菜が1品、副菜が3品とボリューム感のある本格料理が楽しめる。管理栄養士監修のため、すべてのメニューが糖質、塩分量オフに考えられているのも嬉しい。料理時間の短縮目的で利用する女性もいれば、ダイエット目的で利用する男性も多いという。
「“宅食ダイエット”なら無理なく健康維持ができると、実践する人が男女問わず増えています。外食の多かった男性が、コロナ禍をきっかけに、夜ご飯の1食を冷凍宅食に置き換えたところ、2ヶ月で10キロ程の減量に成功したという声もあります。美味しく調理されたお弁当ですが、糖質オフが効果バツグンの様子。従来の置き換えダイエットより、価格、味、満足度ともに『続けやすい』と好評です」(情報誌ライター)
人気の宅食サービスだが、デメリットもあるという。
「サービスに満足していても、《冷凍庫がいっぱいいっぱいになってしまう》という理由で購入を辞めてしまう人が多いようです。ナッシュの場合、自分の生活にあったプランを選択することができるのですが、一度に注文する食数が多いプランほど割安になるため、たくさん注文したものの冷凍庫がパンパンになってしまうという声も多いです。単身世帯に人気があるゆえ、消費者からすると冷凍庫のサイズ問題がネックなようですね」(前出・情報誌ライター)
今から利用を検討している人は、予め冷凍庫に十分な空きスペースを作っておくと良いだろう。
(浜野ふみ)