「スラムダンク」をiPadで!? 大谷翔平に「違法ダウンロード」が指摘されたワケ

 昨年、スポーツ界の話題の中心となったエンゼルス・大谷翔平選手(27)に不名誉な疑惑が浮上してしまった。

 大谷は米男性ファッション誌「GQ」が発行した「GQ Sports」の表紙に抜擢され、それに伴い同誌の公式YouTubeチャンネルには大谷本人が「必需品10選」を紹介する動画が投稿された。

「今日は、『必需品10選』を紹介したいと思います」とにこやかに動画に登場した大谷はまずiPadを取り出し、「プライベートでも使いますけど、その日のメニューだったりとか、その日の打席、ピッチングだったりとかを終わった後に見て整理するので、欠かさずに持っています」と、公私で必要なアイテムだと紹介。さらに、iPadの使い道として「これだと漫画とかが多いですかね」と漫画を読んでいる事も明かした。続けて、好きな漫画として「一番はまあ『スラムダンク』とか、ですかね。他にもいっぱい好きなのありますけど、一番は」と少年ジャンプの大人気バスケ漫画「スラムダンク」を愛読しているとも語った。

 大谷のプライベートな一面が垣間見えるこのインタビュー動画の反響は大きく、多くの野球ファンが視聴することとなったが、動画投稿後ネット上では《大谷、漫画を違法ダウンロードしてるのか?》と指摘の声があがり、違法ダウンロード疑惑が浮上したのだ。それもそのはず、大谷が愛読している“スラダン”は電子書籍化されておらず、iPadをはじめとする電子端末で読むことができないからだ。

 「今回投稿された動画の編集のしかたでは、あたかも大谷選手がiPadで『スラムダンク』を愛読しているように受け取られてしまうのも仕方がありません。インタビュアーの男性の質問はところどころカットされ、大谷選手の受け答えだけが動画に採用されているため、文脈が繋がってしまっているんです。『iPadで漫画を読んでいる』ことと、『一番好きな漫画はスラムダンク』という話が繋がっているように感じるこの編集では、視聴者が違法ダウンロードを疑ってしまうのも頷けます。実際には、大谷選手は2018年に発売された新装版コミックスも全巻揃えているほどのファンで、違法ダウンロードなどすることなく読むことができるでしょう」(スポーツ誌記者)

 マストアイテム紹介が思わぬ疑惑を生んでしまった。

(浜野ふみ)

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