悟りの境地に!? 地球帰還後の前澤友作氏に懸念される「宇宙ロス」とは?

 20日、ファッション通販サイト「ZOZO」創業者で実業家の前澤友作氏が国際宇宙ステーション(ISS)での12日間の滞在終え、地球に帰還した。

 宇宙滞在中は希望者全員へのお金贈りをはじめ、「宇宙でやりたい100のこと」を実践。カメラマンとして同行した元マネージャーで関連会社役員との2人分の費用100億円以上を自己負担したが、メディアやネット上では冷ややかな声も多く、「期待されたほどの反響はなかった」と話すのは大手紙記者。

 それでもご本人はISSから配信されたYouTube動画で「子供の頃の夢をかなえた」と感慨深げに語るなど満足した様子。ただし、人生最大の目標を達成させてしまったことで、今後のモチベーションを保つのが難しいと懸念する声もある。

「本職の宇宙飛行士でも、ミッションで再び宇宙へ行く可能性がある人はいいのですが、それが最後の任務になると帰還後に新たな目標を見つけられず、抜け殻のようになってしまうケースもあるのです」(同)

 前澤氏も動画の中では子供のように目をキラキラさせて楽しんでいたが、それだけに“宇宙ロス”に陥る可能性があるというわけだ。

「仮に新たな目標を設定しても宇宙旅行に勝るものにはならないでしょう。帰還後も当分は忙しいからいいですが、一段落して落ち着いてからが心配ですね」(同)

 かつて刺激に満ちたインドを訪れ、人生観が変わった若者が多かったように、宇宙飛行士にも地球帰還後に価値観が変わったと後に告白する者は少なくない。ただし、前澤氏が仮にそうなったとしてもどんな風にキャラ変してしまうのか想像もつかない。

「例えば、お金や物欲、名誉などと距離を置き、自然に囲まれた場所で静かに暮らす元宇宙飛行士もいます。悟りと表現するのは言い過ぎかもしれませんが、達観したような物事の見方をする人も」(同)

 お金を贈りつくして、カネとは無縁の生活に身を置くのか? そうなったらもはや前澤氏ではない気もするが、そんな彼も見てみたいかも。

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