人気お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が自身に降りかかった災難をラジオで明かした。
6月25日深夜放送の「霜降り明星のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)において、超高級腕時計を購入したことを告白。ところが、購入して早々にマネージャーに壊されるというアクシデントに見舞われたという。
「あの、ちょっと前なんですけど、時計買ってよ。超絶時計を買ったんですよ。まあ、はしょりますけど349万円の…。パテックフィリップの時計を買ったんですよ」と告白した粗品。なんでも、特番のMCをやる前に「腕時計をつけなあかんな」と思いたち、現金を用意して買いに行ったという。ちなみにこの「349」は霜降り明星が「M-1」で優勝した際のエントリーナンバーで、たまたま349万円の時計が売られていたため、即決購入となったようだ。
だがその約1週間後、別の番組の収録で、粗品がパテックフィリップの腕時計をマネージャーに預けたことでとんでもないハプニングが勃発。収録を終えると、マネージャーから「時計を割ってしまいました」との報告を受け、現物を見ると盤面のガラスに亀裂が…。しかし、粗品のリアクションはかなりアッサリとしたものだった。
「粗品さんいわく、『ああ、そうなんや〜』としか思わなかったそう。この事件を周囲に伝えるとみな『え〜!』と一様に驚いていたようですが、SNS上では《349万円の時計を壊されたのに大人の対応!》《稼ぎまくって金銭感覚マヒしてないか?》《ギャンブルで700万円負けたこともあるから屁とも思わないのかも》といった声があふれていました」(芸能記者)
壊れてしまった時計は現在、時計メーカーの本社があるスイスに送られて修理中だそうだ。保証期間であれば修理代もあまり高額にはならないのかもしれないが、粗品もせいやも時計を割ったことを正直に話したマネージャーの生真面目さに感銘を受けた様子だった。
「吉本興業では数年前から社員マネージャーの働き方改革が進められていて、以前のように長時間労働を強いられることもなくなりました。売れっ子タレントにはチーム制でマネジメントしていますからね。タレントも大事ですが、“社員ファースト”の社風も浸透しつつあります。マネージャーへのアタリがキツいという評判が立っただけで、タレントの契約内容を改めるという動きも見られるので、マネージャー思いの粗品さんが足元をすくわれる心配はなさそうですね」(同前)
かつてはヘマをやらかしたマネージャーが大御所芸人に体罰を受けるという話も珍しくなかったようだが、お笑いタレントとマネージャーとの関係も時代とともに変わってきているようだ。
(石川ともこ)