YouTuberのカジサックことお笑いコンビ・キングコングの梶原雄太が、相変わらずネットを騒がせている。梶原は、イベントで共演した評論家の宇野常寛氏に失礼な絡み方を繰り返し、立腹した宇野氏がツイッターで告発。また、梶原が「快傑えみちゃんねる」(カンテレ)に出演して、サンシャイン池崎が両親にプレゼントした家を「公衆トイレ」と形容すると、再びネットが炎上した。
ここ数年は、テレビで芸を披露する場を失っている梶原。19年12月までにユーチューブのチャンネル登録者数100万人を超えなかったら芸人引退することを公言しているが、その前に廃業するのではないかという心配の声も上がっている。
「というのも梶原はガラスのハートの持ち主。それが原因で若手時代はうつ状態に陥っています。そもそも芸人デビュー時(99年)はスーパーエリート。NSC(吉本総合芸能学院)の学生時代、同期の西野亮廣とキングコングを結成すると、在学中に『NHK上方漫才コンテスト』で最優秀賞を受賞。デビュー4年でレギュラー9本になりましたが、この時期に過剰なストレスを抱え、逃亡したこともあります」(エンタメ誌ライター)
その時は携帯電話の電源を切り、行方をくらませた梶原。親だけには生きていることを明かしておこうと思い、3日後にようやく電源を入れた。すると、先輩のFUJIWARA・藤本敏史から着信が入っていたという。
藤本は、逃亡で周囲に心配をかけたことを本気で叱った。そんな仲間がいたことに感動した梶原は芸人復帰を決め、まずは吉本興業(当時)と相方に謝罪。その間、西野は梶原が戻ってくるまでのおよそ2カ月半、1人でレギュラー番組を死守。解散をほのめかすこともなかった。
「西野がスゴいのは、1度も怒らなかったことです。梶原の精神状態が落ち着いたころ、次世代芸人を集めたバラエティ番組『はねるのトびら』(フジテレビ系)のゴールデンタイム昇格と、レギュラー化が決定。これを機に、キンコンの名は一気に全国に広まり、女性ファンから黄色い声援を浴びる存在となりました」(同前)
有名人がメンタルをやられてしまうことは、珍しいことではない。同じよしもと芸人ではかつて、中川家・剛がパニック障害を患ったことを明かしている。また、ナインティナイン・岡村隆史も心が病んで、芸能活動を休止していた。
最近は、ジャニーズのSexy Zone・松島聡や、King & Prince・岩橋玄樹がパニック障害のため療養中だが、繊細なハートの持ち主である梶原のこと、折からのバッシングをうまく受け流せるのだろうか。
(北村ともこ)