「USBを何度も挿し直してしまう問題」を克服する目からウロコの豆知識

 メモリーや外部機器などでUSBをパソコンに挿そうとしたら、入らないので表裏を変えてみたものの、またも入らずに再度、表裏を戻してようやく挿入できたという“まごつき”は誰もが経験したことがあるだろう。もはや、一発でピシャリと挿入できたことのほうが少ない気さえしてくる。

 そんな諸兄にひとつ、アドバイスを送りたい。

「基本的にUSBジャックの“三本又”のマークが描かれているほうを自分に向けて持ち、挿すのが間違いが少ないです。横向きに挿すなら上向き、パソコンの背面などに縦に挿す場合は、外側にマークを向ければ大抵正しいはずです」(ITライター)

 しかし問題は、間違えたと思って逆にしたら、じつは、最初の挿れ方が正しかったというケースに対する苛立ちだ。

「USBは構造上、挿入時の“遊び”がないため、傾けて挿せないのが欠点なんです。例えばコンセントは、少しくらいいい加減な角度でも挿せますが、USBはオスがメスに対してほぼ水平でないとスッと入っていかないため、間違えたと思ってしまいがち。もしジャックにマークがない場合は、ひと目、ジャックの挿入部を覗いてください。半分はプラスチック製の基盤で、半分が挿入のための空間になっています。この空間がある方をマーク側と判断します」(前出・ITライター)

 近頃はどちら向きにも挿せるUSBも発売されているが、まだまだ一般的ではない。自分の持ち物ならまだしも、仕事で使う会社の機器には使い慣れていないものも多く、普及してから20年以上経つ現在も、未だ悩みのタネという向きは、活用していただきたい豆知識。もちろん、すべてのUSBに当てはまると保証できるワケではないが。

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