お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が3月29日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、22日に強行開催した格闘技イベント「K−1」で解説を務めたタレントの長嶋一茂について言及した。
実は一茂、22日オンエアの「ワイドナショー」に出演していながら、その件について一切コメントしなかった。
その点について松本は「先週、一茂さん、ここに居たんですけど、K−1に呼ばれていることは故意に隠していると思うんです」と指摘。MCの東野幸治も「俺もそう思った。納得いかない」と一茂の姿勢を咎めると、続けて松本は「せめて言ってほしかったよね。言う機会はなんぼでもあった」と結果的に隠したような格好となった点に疑問を感じている。
「通常の『ワイドナショー』は生放送ではなく放送日の2日ほど前に収録されますが、いずれにしても一茂は22日放送回の収録時点でK−1の解説を担当することは決まっていました。今や大規模なイベントの自粛のみならず、花見や打ち上げなど、個人間の不要不急な集まりすらも自粛ムードになりつつありますから、一茂にとってK−1の仕事は後ろめたく感じていたのかもしれません。とはいえ、自身も大規模なイベントに解説として携わってしまった以上、今後は番組で新型コロナウイルスに関する政府の対応などへのコメントは出しづらくなるでしょうし、説得力も損なわれてしまいます。ネットからも『偉そうに政府や厚労省の対応を批判しておきながら、強行された集団イベントに参加して金稼ぎをしてる。発言と行動がここまで乖離すると人間として見苦しい』『感染防止をコメントする立場でなくなったのは事実』『今後は何を言っても響かない』などと厳しい非難の声が出てしまいました」(テレビ誌ライター)
ワイドナショーでは、敢えて言わなかったのか、たまたま言うタイミングがなかったのかはわからないが、K−1に解説員として参加した事実は、“歯切れの良さ“が売りだった一茂の人気に少なからず影響を与えたのは間違いないだろう。
(木村慎吾)