太川陽介の旅番組で注目「自転車と乗れる電車」上毛電鉄がユニーク過ぎる

 蛭子能収がバス旅を引退し、名コンビは解消。太川陽介の新たな旅番組が1月29日に放送された。「水バラ ローカル路線バスVSローカル鉄道 乗り継ぎ対決旅 秩父〜日光」(テレビ東京系)で、ソロのスタートを切っている。

 同番組は太川率いるバスチームと村井美樹がリーダーの鉄道チームが、それぞれバスだけ、鉄道だけを利用して目的地を目指す内容。先に着いたほうが勝利となる。その中で村井たち鉄道チームが乗った鉄道に注目が集まっている。

 秩父鉄道の秩父駅をスタートした鉄道チームは、上毛電鉄の赤城駅に立ち寄った。そこで自転車といっしょに列車に乗る女性を目撃し、驚きをあらわにした。

「上毛電鉄は『サイクルトレイン』と称して、車内に自転車を持ち込めるサービスを行っています。自宅から最寄り駅まで自転車を利用し、降りた駅から目的地までも自転車に乗っていけるようにと始まりました。平日は早朝をのぞきすべての電車に、土曜と日曜、祝日は終日持ち込みができます。自転車の料金はかかりません。生活利用が主でしたが、最近はロードバイクを持ち込んで、近隣をサイクリングする人も増えています」(鉄道ライター)

 なんともユニークなサービスを行っている上毛電鉄は、鉄道ファン注目の鉄道会社でもある。上毛電鉄は中央前橋駅と西桐生駅を結ぶ上毛線を運営している。通常、両端の駅は他の鉄道と接続しているものだが、上毛電鉄はどちらも接続しないという珍しい路線だ。唯一、赤城駅が東武鉄道桐生線と接続するのみ。鉄道チームはここで乗り換えを行っている。

 番組では太川たち路線バスチームが大胡駅でバスを乗り換えるシーンが登場した。

「ここ大胡駅には上毛電鉄の車両基地があり、180円で見学することができます。『デキ3021』という古い電気機関車や、『デハ101』という古い電車があって、鉄道ファンにはたまらない場所です。またこの車庫は木造で、国の登録有形文化財に登録されています。鉄道好きならずとも楽しめるので、ぜひ見学してほしいですね」(前出・鉄道ライター)

 大胡の電車庫は年に3回程度イベントが行われ、デハ101が臨時走行する。これには多くの鉄道ファンが足を運ぶ。今年1月3日に開かれたばかりで、次はGWの前後になりそうだ。ぜひ、自転車が持ち込めるユニークな列車に乗って、大胡駅のイベントに行ってほしい。

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