報道番組「news23」(TBS系)でメインキャスターを務める、フリーアナウンサーの小川彩佳。2019年6月に就任以来、視聴率が振るわず何度も降板説が流れては消えてきたが、ここにきてまたもや再燃し、待ったなしの状態になっているという。
10月7日配信の「デイリー新潮」が「news23」の窮状を伝えている。視聴率が、9月29日の放送では2.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯。以下同)という今年最低を記録。10月3日の放送では4.3%と持ち直したが、裏番組の「news zero」(日本テレビ系)は8.3%とダブスコアに近い数字だった。小川の更迭論が出てもやむを得ないとの見方だ。
10月4日配信の「東スポWeb」では、小川の「卒業」はもちろん、2023年3月に番組自体が終了すると報道したのだった。
苦境に陥っている小川だが、その後任問題はこれまで何度も取り沙汰されている。そして、そんな「キャスターの人事」については、同局の安住紳一郎アナも私見を持っていた。安住アナといえば、現在はアナウンスセンター局長待遇のエキスパート職。「THE TIME,」をはじめとして、テレビとラジオを合わせ週6本を担当する同局の絶対的エースである。
19年3月の「東スポWeb」によると、その安住アナが、次のように語っていたというのだ。
「日頃から制作費がないと声高に叫ぶのであれば、自局のアナウンサーを起用すべき。上層部は目先の視聴率しか気にしていない」
安住アナの言うように局アナの起用となれば、現在同番組でフィールドキャスターを務めている山本恵里伽アナの内部昇格が濃厚だという。
「小川が産休中、当時サブキャスターの山本アナが代打でメインキャスターを担当しました。そのときの評判がすこぶる高く、『このまま山本アナがメインキャスターで良いのではないか』という声も上がったほど。21年8月、サブキャスターからフィールドキャスターに『格下げ』になったときは、視聴者から不満の声が殺到しましたね。山本アナは、8月29日公開のYouTubeチャンネル『アナウンサーのゆるちゃん/たりかしCh.』で、SNSをやらない理由として、《テレビで生きているんだからテレビで頑張る》と明かし、アナウンサーとしての自覚と覚悟を語っていました」(女子アナウォッチャー)
小川の更迭か、山本アナの大抜擢か、はたまた番組の消滅か。「news23」の今後から目が離せないのである。
(石田英明)