崖っぷちに状況での振る舞いこそ、まさしく破天荒!?
平成ノブシコブシの吉村崇が先月29日に放送されたバラエティ番組「ポップUP!」（フジテレビ系）に出演。自身も巻き込まれたTKO・木本武弘の投資トラブルについて初めて言及した。
木本は総額7億円超の投資トラブルにより、23日付で所属事務所を退所しているが、吉村も木本に多額の出資をしていたことが複数メディアに報じられていた。
そんな渦中の吉村とあって、番組冒頭で共演する相席スタートの山添寛から「僕らモヤモヤしたないんです。触れへん方がええかなみたいな気持ちで生放送をお届けしたくないんですよ。もうええ加減、木本さんの件、しゃべってください。教えてくださいよ、我々に」と、追及された。
この、どストレートな要求に吉村は床にひざまずいて顔を伏せるリアクションを見せるも、「欲かいちゃったなって話ですよ。僕がね」と説明。続けて「持ってた暗号資産、いわゆる仮想通貨をフルベットで入れちゃったよって話」と正直に打ち明けて、共演者の笑いを誘った。
そして、今回のトラブルについては「まあ、自分のジャッジですから!」と自身の判断ミスであると改めて補足。としながらも、木本に会ったらやりたいこととして、「（木本の相方の）木下さんからペットボトルを借りて、トルネードで木本さんにぶつけたいですよ！ 『頑張れよ』って」と、TKO2人をネタにしてみせたのだ。
途中わざとらしい泣きマネを入れたものの、落ち込んでいる様子は一切見られなかったことから、視聴者からは「とんでもない金額を詐欺られたはずなのに笑いに変える吉村はすげえわ」「この状況で木本に『頑張れよ』って言えるのはすごい」「本物の破天荒だな」「吉村の人柄ならすぐ仕事が増えて、出資した分も余裕で取り戻せるだろう」など、吉村の人柄を称賛する声が上がっている。
「一部報道では5000万円もの大金を預けたと言われている吉村ですが、今回の番組では投資した金額について『ニュースとかで出ている額とは違います』とコメント。しかしながら、昨年11月放送のバラエティ番組『月曜から夜ふかし』（日本テレビ系）では仮想通貨に手を出して貯金が100分の1ほどまで減少したことを明かしていましたし、仮に5000万円に満たないにしても大金を失ったのは間違いなく、その中で笑いもしっかり取って、木本に対しても気遣いを見せられたのは大したもの。
また、5月放送のバラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな！！』（テレビ朝日系）では、自身をリスペクトしているお見送り芸人しんいちからの『愛車を買い取りたい』という無茶なお願いにも応じて、新車価格で約2000万円の『BMW i8』を金銭を受け取ることなく、プレゼントしています。その裏では、こんなトラブルが起きていたというのだから余計に驚きです。過去には『芸人は自分を追い込めというから』という理由で月収30万円のときに家賃35万円の家に住んだという、吉村の生き様はまさに破天荒ですね」（エンタメ誌ライター）
ちなみに木本は19年に放送された「水曜日のダウンタウン」（TBS系）で、「『いい意味で』をつければどんな悪口でも怒られない説」のターゲットにされた。仕掛け人のかまいたち・山内健司から「いい意味で器が小さい」「いい意味で口がくさい」と言われると、「口クサいっていうのはまぁまぁええとして、器小さいっていうのは、なんとかならんかな。器大きいつもりでずーっときたから」と、器が小さいと言われたことに明らかに腹を立て、しつこく説教を食らわせていた。
木本には吉村の器の大きさを見習ってほしいところだ。
（権田力也）
