路線変更?新戦隊ヒーロー「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」はコメディ要素強め

 仮面ライダーシリーズと並ぶ、テレビ朝日の2大特撮ヒーローとして子供たちに大人気のスーパー戦隊シリーズ。第1弾の「秘密戦隊ゴレンジャー」(75〜77年)から46代目となるシリーズ最新作「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」が6日から放送が開始されるが、ネット上では大きな話題となっている。

  昔話の桃太郎をモチーフにしており、リーダーの「ドンモモタロウ(レッド)」をはじめ、「イヌブラザー(ブラック)」「サルブラザー(ブルー)」「キジブラザー(ピンク)」、「オニシスター(イエロー)」と呼び名はバラバラ。なかでもキジブラザーは歴代戦隊ヒーローでは初となる“ピンク担当の男性隊員”。さらに33歳の既婚者という設定だ。

 おまけに変身後はなぜか2メートル20センチの超ヒョロ長。逆にイヌブラザーは身長100センチの2.5頭身で、サルブラザーは超マッチョで上腕が腰回りほどの太さがあるなどカッコイイどころか不自然極まりない。
 
「出演する役者の顔ぶれは相変わらずイケメン路線ですが、変身後とのギャップが大きく、コメディ路線になったと受け取られているようです。初回放送前からネット上にはドンブラザーズ関連の投稿が殺到しており、最近の作品の中では一番の盛り上がりを見せています」(テレビ情報誌編集者)

 なお、2月9日に行われた制作発表会見では「暴太郎戦隊ドンブリーズ」なるプロモーション映像を公開(※YouTubeでも配信中)。一字違いで誤植かと思いきや「鉄火丼レッド」や「天丼ブルー」などが登場する完全なパロディで、しかも演じるのは本家ドンブラザーズと同じキャスト。本作のコメディ路線は確信犯のように思えるが、このドンブリーズにも「むしろ、こっちが見たい!」「次回シリーズはこれで決まり」などの好意的なコメントが多数寄せられている。

「肝心の子供たちの反応が気になるところですが、ネットユーザーたちの心を鷲掴みにしたのは確か。番組では今後もアッと驚く仕掛けがあるとの噂も流れています」(同)

 いずれにしても今度のスーパー戦隊ヒーローは、大人も楽しめる作品であることは間違いなさそうだ。

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