俳優の坂上忍がMCを務める「バイキングMORE」(フジテレビ系)が、来春で打ち切りか。12月3日配信の「NEWSポストセブン」が伝えた。
同番組は、「バイキング」として2014年4月に放送開始。20年9月より番組名を「バイキングMORE」と変更し、放送時間も1時間拡大。芸能情報や社会情勢、政治ネタなどに坂上が深掘りしていき、出演者にも鋭いコメントを求めるのが番組のウリだ。
坂上や出演者のコメントが炎上することもあったが、それがバズることもあって番組への注目度も高まった。しかし、少々許容範囲を越えたのかもしれない。記事には、フジには芸能事務所や自民党政治家と親交が深い幹部が多く、芸能人や政治家の子息も多く入社しており、〝坂上バイキング〟の路線はもはや看過できないと上層部が判断した、とある。
坂上の〝暴走〟に頭を悩ませているのは局の上層部だけではないようだ。坂上のスタッフへのパワハラ疑惑は、これまでも週刊誌で何度か報道されてきた。20年6月の「週刊女性」によると、〝リハーサルでの流れを本番でひっくり返す〟〝ちょっとしたミスでチーフディレクターを説教する〟など、報道が事実であれば、いささか問題ありだ。坂上は番組内で自身のパワハラ報道について反論したこともあったが、火のないところに煙は立たず。
「スタッフだけでなく出演者も坂上にビビっていました。お笑いタレントの小籔千豊は19年9月に『バイキング』を卒業。その後、AbemaTVの生放送で『(自分の発言に対して)坂上さんが明らかに嫌な顔をしているときがある。心が折れるときがある』と告白していました。坂上にコメントを求められることが、心の大きな負担になっていたのでしょう。小藪と同じ悩みを持つ出演者は少なくないはずです」(芸能記者)
局の上層部にスタッフ、そして出演者からも煙たがられているとしたら、打ち切りも致し方なし?
(石田英明)