大手広告代理店の博報堂が6月26日、全国18歳~69歳の男女1100名にアンケート調査を実施した「ニューノーマル時代の購買行動調査」のレポートを公開。「オンラインで購入したい」商品は1万円未満までという人が過半数で、3万円以上になると「店舗で購入したい」という人が上回ることが明らかとなった。
「同調査によると、商品の値段に対してオンラインと店舗どちらで購入したいかアンケートしたところ、オンラインは1万円未満が66.5%で店舗を上回っていますが、3万円以上になると35.5%と半減しているのです。オンラインショッピングは『すぐに欲しいものを見つけることができる』や『安く購入できる』といったメリットがありますが、その一方で店舗で購入する方が『安心感がある』と約7割の人が回答するなど不信感を抱く人も少なくないことが分かったのです」(ネットライター)
この結果にネット上では《「Amazon」や「楽天」ですら偽物や不良品が出回ってるからね。さすがに高価な買い物は怖いよ》《店舗で実物見てネットで安いのを買ってたけど、アフターフォローとか考えると店舗で買っとけば良かったというケースは少なくない》《ネットはここ数年、中華系のバッタモンがめちゃくちゃ増えたし、信頼はできんよね》などの意見が寄せられていた。
「今年4月2日に放送された『あさイチ』(NHK)で俳優の賀来賢人が商品代金を振り込んだにも関わらず商品が届かない、オンラインショッピング詐欺を告白して話題になりましたが、コロナ禍でネット通販の需要が高まっていることもあり、オンラインショッピングによるトラブルが非常に増えています。偽物や不良品が届いたり、身に覚えがない商品が送りつけられたり、お試しのつもりが定期購入にさせられたりと、様々な詐欺が横行しているので、十分に注意をしながら買い物をしなければならない状況ですからね」(経済ジャーナリスト)
そう考えると、まだまだ実店舗の需要はなくならそうだ。
(小林洋三)