歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)がインスタグラムに投稿した画像が《違法ではないか?》とネット上で物議を呼んでいる。
2月27日、海老蔵は大きなテレビ画面でアニメを鑑賞してくつろいでいる様子の長男を写真に撮って、「のんびり土曜日しとります(ハートマーク)」とのコメントを添えて投稿している。投稿には「#成長記録」「#子育てぐらむ」などといったハッシュタグをつけており、海老蔵親子の微笑ましい休日の様子が見て取れるが、この写真の中に写っていた鑑賞中のアニメ動画が違法にアップロードされたものではないかと指摘の声があがった。
この投稿の中で、長男が鑑賞しているのはあの国民的アニメ「ドラえもん」なのだが、大きなテレビ画面のうち、半分ほどの面積に他の漫画キャラクターのイラストなどが映されており、全画面にアニメ動画が映されているわけではない。これはYouTubeなどの動画投稿サイトに違法にアップロードされた動画の特徴で、著作権法に触れるような違法動画が、運営側に自動削除されないための対策が施されたものと見られている。
投稿のコメント欄には《海老蔵さん、それ違法アップロードされた動画です!》《サブスクでもアニメ観れるからそっちで観たほうがいいですよ!》とファンから指摘のコメントが殺到。指摘を受けてか、3月4日未明に問題視された投稿は削除されたが、ネット上ではいまだ物議を醸している。
違法アップロード動画を視聴していた海老蔵に対し《アニメと歌舞伎でモノは違えど、作品の作り手としての意識が低い》《親として違法なモノか判断できないのはヤバいでしょ》などという批判の声もあがったが、意外にも“叩き”と言われるほどのバッシングには発展していない。むしろ、《小さい子がいる家庭では結構よくある風景だよね》《YouTube観てて、出てきたおすすめ動画が違法とかよくあるし、仕方ない》《見る人も気をつけなきゃだけど、実際こういう違法動画が普通に見れちゃうプラットフォーム側に問題ありでしょ》《取り締まれないYouTube側が悪い》と海老蔵に同情する声のほうが多いようだ。
歌舞伎俳優として、著作物や作品を守る側であるはずの海老蔵にその意識が欠けていたことは残念だが、 “子育てあるある”のように共感を呼んでしまうほど違法アップロード動画が蔓延している状況は、かなり深刻な問題といえよう。
(浜野ふみ)