「昔のやり方だと嫌われちゃうし」ベッキーに求められる“ワイプ芸”の変革

 おそらくだが、やらかしていなければ十分今でもやれていたはず!? タレントのベッキー(36)が3月1日に放送されたラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」(TOKYO FM)に出演。バラエティ番組の変化について、持論を展開した。

 一児の母という立場もあって、たまにテレビ番組に出演する程度にセーブしているベッキーだが、「今が一番、仕事の感じがちょうどいいんだよね」と、現在の仕事ぶりには満足していると説明。

 テレビに引っ張りだこであった20代の頃の仕事ぶりについては「20代の頑張り方は後悔はしていない。土台としてあってよかったと思う」と振り返っている。

 また、対談相手の若槻千夏(36)から「今、ワイプとかどうしてます? 私たちガチガチのワイプ世代じゃないですか? 結構、昔と今では温度差ありません?」とバラエティタレントの見せ場でもあるワイプに関する質問を受けると、「バラエティが変わってきているから。昔のやり方だと通用しないし、嫌われちゃうし、飽きられちゃう」と、この数年でワイプ芸にも変革が求められていると推測。

 続けて、現在、バラエティ番組で求められるワイプでのリアクションについては「控え目控え目、つぶやき系」に需要があるとし、「抑え目、あんまり頑張り過ぎない、引き算になってきたよね。昔は足し算、足し算」と、ワイプ内で目いっぱいリアクションを取っていた自身の全盛期と比べて、頑張り過ぎないことが必要だと分析している。

 若槻もベッキーの持論に納得する部分があるようで「昭和の人たちがいるときは昭和の感じで頑張って、みちょぱとか(藤田)ニコルとか若い子がいるときはそっちのボリュームに合わせて」と、共演者によって番組での立ち回りを変えていると話していた。

 しかし、今回のベッキーの分析について、世間からは「昔のやり方が通用する、通用しないとかの前に不貞スキャンダルやらかしてるからな」「戦略とか立ち回りよりもイメージの方が大事じゃね?」と、過去のベッキーのスキャンダルを蒸し返すようなコメントが多数見受けられている。

「16年にゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不貞が報じられ、芸能活動休業を余儀なくされたベッキー。現在は子育てがあるため、自ら仕事量を抑えているという口ぶりでしたが、不貞スキャンダル以降、ベッキーを受け付けないという層も一定数いるわけですから、スポンサーもそのあたりは配慮しているでしょうし、需要が減ったことは紛れもない事実です。そのため、バラエティでの立ち回りを工夫するぐらいではイメージの良し悪しはどうにもなりませんよね。実際、今回の番組でベッキーは『子どもも生まれたし、パートナーもいるから、目の前の生活を守るっていうのが一番』と話していましたが、その発言についても世間からは『他人の家庭を壊したアンタが言うのかい』といったツッコミも浴びせられています」(エンタメ誌ライター)

 ベッキーの願望としては育児がひと段落してからは週3〜4ぐらいで働きたいということだが、いまだに「テレビでは見たくない」と感じる視聴者も多い様子。ワイプのリアクションについて、「控え目」「抑え目」を心がける“自己演出”は、あながち間違っていないのかもしれない。

(田中康)

エンタメ