「知り合いのママ友にこっそり教えてもらったんです。慣れるまで少し時間がかかりましたけど、なんとか“文字イキ”できるようになったんです。うちは夫婦の寝室が一緒なのですが、ダンナが寝ているそばでもこっそり楽しんでますよ」
こう話すのは最近、チャットに目覚めたという30代の主婦・A子さん。彼女が言う「文字イキ」とは文字通り、チャットの文字で性的絶頂を味わう行為を示しているという。チャットとは、やや時代遅れな気もするが、ここにきて大ブームの兆しを見せているという。夜の情報誌のライターが解説する。
「大半のチャットアプリはいわゆる“出会わない系”と呼ばれていて、アプリ内で連絡先の交換などは禁じられています。匿名性も保たれるとあって、既婚者女性にはとくに人気なんです。ユーザーも暇つぶしを目的にしているので、ガツガツしていないし、その場のほんの少しのやり取りを楽しむのが一般的。文字数も一回で送信できるのは10文字程度ですが、この短いやり取りに新鮮味を覚える若者も少なくないそうです」
前出の主婦A子さんはこんな使い方を明かしてくれた。
「相手男性はだいたいプロフィール写真で選んでますね。韓流スターの写真をダミーで使っている人は結構多いんですけど、それはそれでいいかなって。『何してる?』から始まって『ちょっとモヤモヤ』とか返すと、疑似の“性行為”につきあってくれますよ。『濡れてる?』『うん』『どのくらい?』みたいなやり取りをしながらアンダーウエアのナカに指を入れたりして…。もちろん私からも『大きくなった?』『固い?』『イキそう?』とかちゃんと盛り上げてあげたり(笑)」
要するにチャットを利用した“オナ行為”というわけか。この艶系チャットで果てることを「文字イキ」と称して、主婦仲間で楽しんでいるのだとか。
「チャットアプリをすすめてくれたママ友さんとも話したんですけど、相手は顔が見えないし、文字だけのチャットだから大胆になれるのかなって。隣でダンナが寝ているのに、ベッドの中では下半身は何もつけない状態になって、チャットと指で楽しんでます。『イッた?』『うん、イッた』とか、同時イキも体験できるのがチャットの魅力ですかね。もちろん、相手が本当に果てたかどうかなんて知らないですけどね」(A子さん)
パパ活をはじめとしたマッチングアプリが隆盛の今、あえて“出会わない”ことを前提とした夜のお付き合いもまた、主婦たちのストレスの捌け口となっているようだ。
(平沼エコー)